用語 | 定義 |
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完了条件 | 制御文などのSQL文の実行が致命的なイベントを伴わずに完了し、データベースから成功または警告付きのOKを示す応答が返された状態。 リクエストが完了(正常な完了以外)すると、SQLCODEには戻りコード(警告コード)が返され、SQLSTATEには完了条件を表わす’00000’以外の値が設定され、ACTIVITY_COUNTにはSQL文に応じて”0”またはゼロ以外の値が設定されます。 完了条件の例
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条件 | 制御文などのSQL文の実行によって生じるエラーや通知の状態。 例外の条件や完了の条件は、制御文などのSQL文の実行に関連したステータス変数 (SQLSTATE、SQLCODE、およびACTIVITY_COUNT)に情報を提供するために出されます。 |
条件ハンドラー | アプリケーションに返されるSQLSTATEの値、または、ハンドラー宣言のcondition_nameで指定された条件に応じて1つ以上のアクションを実行するように定義された構成。 ハンドラーはまず、扱う条件を1つまたは複数定義し、次いでそれに関連付けるアクションを定義します。アクションは、ストアド プロシージャの実行において該当する条件が発生すると実行されます。 例外の条件が発生したときに、ストアド プロシージャにどのSQLSTATEコードが返されてもかまわなければ、特定のSQLSTATEコードを1つまたは複数指定する代わりにキーワードSQLEXCEPTIONを指定することができます。SQLEXCEPTIONは、汎用例外条件ハンドラーとして扱われます。 |
条件名 | DECLARE CONDITION文でSQLSTATEコードと関連付けられるニーモニック(略号)名。SQLSTATE値を条件名に関連付けないと、SQLSTATE値を使用してユーザー定義条件を表わします。 条件名は、処理される条件を識別し、条件宣言、処理宣言、SIGNAL文およびRESIGNAL文でのみ使用されます。 |
条件の値 | 5文字の文字列リテラルによるSQLSTATE値。 |
例外条件 | SQL文や制御文の実行に失敗した状態。データベースの応答は、ERRORまたはFAILUREを示します。 例外条件が処理されると、SQLCODEは戻りコードを反映し、SQLSTATEには例外条件を表わす’00000’以外の値が設定され、ACTIVITY_COUNTは”0”に設定されます。 例外条件の例
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汎用条件ハンドラー | 一般条件を処理すると宣言されたハンドラー。キーワードSQLEXCEPTION、SQLWARNING、またはNOT FOUNDで表わされます。このキーワードは、1つ以上の個別のSQLSTATEコードの代わりに宣言されます。 SQLEXCEPTIONは、すべての例外条件を表わします。 SQLWARNINGは、正常完了と「no data found」完了条件を除くすべての完了条件を表わします。 NOT FOUNDは、すべての「no data found」完了条件を表わします。 |
正常な完了 | SQL文の実行に対するデータベースの応答が成功または”ok”を示し、警告や他の非致命的なイベントが発生しない状態。 リクエストが正常に完了すると、SQLSTATEは'00000'に設定され、SQLCODEは”0”に、ACTIVITY_COUNTはSQL文に応じて”0”またはゼロ以外の値に設定されます。制御文の場合には、ステータス変数の値は変化しません。 |
ユーザー定義条件 | 状況を処理するために、ストアド プロシージャ固有でSQLSTATE値では表わされない、ユーザーによって定義された条件。 |
関連情報
- SQLSTATE変数については、SQLSTATEを参照してください。
- ユーザー定義の条件を宣言するには、DECLARE CONDITIONを参照してください。