Teradata FastLoad/INMODルーチンのインターフェース - FastLoad

Teradata® FastLoad リファレンス

Product
FastLoad
Release Number
17.10
Published
2021年6月
Language
日本語
Last Update
2021-09-23
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B035-2411
Product Category
Teradata Tools and Utilities

Teradata FastLoadは、3つの値(ステータス コード、長さ、本体)で構成される構造体を指すアドレスを渡して、 INMODルーチンと情報を交換します。

ステータス コード

ステータス コードは、両方向に情報を伝送する32ビットの符号付き2進数値です。

Teradata FastLoadからINMODへのインターフェースで使用される6つのステータス コードを次の表で説明します。

Teradata FastLoadからINMODへのインターフェースのステータス コード
説明
0 Teradata FastLoadが初めて呼び出しを行なっている。

Teradata FastLoadはINMODルーチンからデータ レコードが戻されることを予期している。

この時点で、INMODルーチンは、Teradata FastLoadにデータ レコードを送る前に初期設定タスクを実行する必要があります。
1 Teradata FastLoadが2回目以降の呼び出しを行なっている。

Teradata FastLoadはINMODルーチンからデータ レコードが戻されることを予期している。

2 クライアント システムが再始動された。

INMODルーチンは最後のチェックポイントに移動する必要がある。

Teradata FastLoadはINMODルーチンからレコードが戻されることを予期していない。

これは1回限りの呼び出しであり 、Teradata FastLoadはこの後にステータス コード値0の呼び出しを発行することはありません。
3 チェックポイントが作成された。

INMODルーチンはチェックポイントの位置を記憶する必要がある。

Teradata FastLoadはINMODルーチンからレコードが戻されることを予期していない。

4 データベースに障害が発生した。

INMODルーチンは最後のチェックポイントに移動する必要がある。

Teradata FastLoadはINMODルーチンからレコードが戻されることを予期していない。

これは1回限りの呼び出しであり 、Teradata FastLoadはこの後にステータス コード値0の呼び出しを発行することはありません。
5 Teradata FastLoadジョブが終了した。

INMODルーチンは必要な終結処理タスクを実行する必要がある。

この条件が適用されるのは、ワークステーション接続クライアント システムだけです。

次の表 に、INMODからTeradata FastLoadへのインターフェースで使用される2つのステータス コードを示します。

INMODからTeradata FastLoadへのインターフェースのステータス コード
ステータス コード 説明
0 レコードが本体値として戻されている。
ゼロ以外の値 INMODルーチンがファイル終了条件になっている。

長さ

Lengthは、INMODルーチンがデータ レコードの長さをバイト単位で指定するのに使用する32ビット符号付き2進値です。

INMODルーチンでは、Length値に0を使用してファイルの終わりに達したことを示すことができます。

本体

本体は、INMODルーチンがデータ レコードを入れる領域です。

最大レコード長は、データベースのリリース/バージョン レベルによって異なります。Teradata FastLoadは、INMODルーチンによって提供されるデータに対してレコード長の制限を検査したり強制したりしません。したがって、レコード長はデータベースの許容範囲を超えることがないようにする必要があります。

データの損傷を避けるために、これらのプロトコルに従っていないINMODは、再始動コード2、3、4を検出した時点で終了するべきです。適切なTeradata FastLoadの再始動操作をサポートするために、INMODルーチンでは上記のとおりにチェックポイント情報を保管および復元しなければなりません。INMODが別の方法でチェックポイント情報を保存すると、その後の再始動/回復操作でデータの損失や破損が生じることがあります。