河川流量データのオブジェクト ストア設定 - Advanced SQL Engine - Teradata Database

Teradata Vantage™ - Native Object Store 入門ガイド

Product
Advanced SQL Engine
Teradata Database
Release Number
17.05
Published
2021年1月
Language
日本語
Last Update
2021-03-30
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B035-1214
Product Category
Software
Teradata Vantage

多くの例で、サンプルの河川流量データ セットを使用しています。USGS表流水データ セットは、米国地質調査所が提供しています。

例を実行するには、Teradataが提供するパブリック バケットの河川流量データを使用できます。または、データ セット用に小さなオブジェクト ストアを設定できます。

次の手順では、独自の外部オブジェクト ストアで河川流量データを設定する方法について説明します。

外部オブジェクト ストアは、Advanced SQL Engineにアクセスを許可するように構成されている必要があります。

外部ストレージを構成する場合は、信頼証明を外部オブジェクト ストアに設定します。これらの信頼証明はSQLコマンドで使用されます。USERおよびPASSWORD (CREATE AUTHORIZATIONコマンドで使用)およびACCESS_IDとACCESS_KEY (READ_NOSおよびWRITE_NOSで使用)でサポートされる信頼証明は、次の表に示す値に対応しています。

プラットフォーム USER/ACCESS_ID PASSWORD/ACCESS_KEY
Amazon S3 アクセス キー シークレット アクセス キー
Amazon S3 IAM AWS Identity and Access Management (IAM)信頼証明(ロール/ポリシー)
Azureアクセス キー ストレージ アカウント名 キー
Azureアカウント共有アクセス署名(SAS) ストレージ アカウント名 SASトークン
Google Cloud Storage アクセス キー セキュア電子メールとシークレット アクセス キー
パブリック アクセス オブジェクト ストア <空の文字列>

空の文字列を左右の区別がない一重引用符で囲む: USER ''

<空の文字列>

空の文字列を左右の区別がない一重引用符で囲む: PASSWORD ''

オンプレミス オブジェクト ストア アクセス キー シークレット アクセス キー
外部オブジェクト ストアで信頼証明を設定する方法の詳細を次に示します。
プラットフォーム 注意
Amazon S3 IAM IAMは、アクセスキーとパスワードを使用してS3バケットを保護する代わりに使用できます。IAMを使用するS3バケットへのAdvanced SQL Engineアクセスを許可するには、バケットへのアクセスを許可するロールに対して、S3バケット ポリシーを次のアクションで設定する必要があります。
  • S3:GetObject
  • S3:ListBucket
  • S3:GetBucketLocation
Azure BLOBストレージとAzure Data Lake Storage Gen2 アクセス キー情報を持つユーザーは、アカウント全体を完全に制御できます。また、SASはコンテナに、またはコンテナ内のオブジェクトに定義できるため、より詳細な認証方法を提供します。NOSはどちらのタイプの認証も使用するため、どのタイプのシークレットが提供されているかを知る必要はありません。
アカウントSASトークンのみがサポートされます。サービスSASトークンはエラーを生成し、拒否されます。
Google Cloud Storage Advanced SQL Engineにアクセスを許可するには、次のアクセス権が必要です。
  • storage.objects.get
  • storage.objects.list

外部オブジェクト ストア アカウントの作成手順については、クラウド ベンダーのマニュアルを参照してください。

    次の手順では、パブリック クラウド管理者の支援が必要な場合があります。

  1. Teradataがサポートする外部オブジェクト ストレージ プラットフォーム上に外部オブジェクト ストアを作成します。外部オブジェクト ストアに固有の名前を付けます。Teradataが提供する例では、バケット/コンテナはtd-usgsという名前です。バケット/コンテナ名は一意である必要があるため、td-usgs以外の名前を選択します。
  2. Amazonで、バケットのアクセスIDと一致するシークレット キーを生成するか、Identity and Access Management (IAM)ユーザー信頼証明を生成します。Azureで、td-usgsコンテナのアカウントSASトークン(サービスSASトークンではない)を生成します。Google Cloud Storageで、バケットのアクセスIDと一致するシークレット キーを生成します。
  3. https://downloads.teradata.com/のサンプル データを(NOSダウンロード データを探す)クライアント/ラップトップにダウンロードします。ZIPファイルには、CSV、JSON、およびParquetデータ形式のサンプル河川流量データが含まれています。
  4. データ ディレクトリ構造を保持するように注意して、サンプル データをバケットまたはコンテナにコピーします。例えば、次のような場所を使用します。
    • Amazon S3: /S3/YOUR-BUCKET.s3.amazonaws.com/JSONDATA
    • Azure BLOBストレージとAzure Data Lake Storage Gen2: /az/YOUR-STORAGE-ACCOUNT.blob.core.windows.net/td-usgs/CSVDATA/
    • Google Cloud Storage: /gs/storage.googleapis.com/YOUR-BUCKET/CSVDATA/
    Amazon S3またはAzure管理コンソール、またはAWS CLIなどのユーティリティを使用して、データを外部オブジェクト ストアにコピーできます。Google Cloud Storageの場合は、gsutilツールを使用してデータを外部オブジェクト ストアにコピーできます。
  5. サンプル コードでは、バケットまたはコンテナ(td-usgs、YOUR-BUCKET、またはYOUR-STORAGE-ACCOUNTとして示される)をオブジェクト ストアの場所に置き換えます。
  6. YOUR-ACCESS-KEY-IDYOUR-SECRET-ACCESS-KEYを外部オブジェクト ストアのアクセス値に置き換えます。