DateTimeFormat
ODBC Driver for Teradata 16.20以降、デフォルトのDateTimeFormat DSNオプションの動作が変更されています。以前のデフォルトはIAAでしたが、新しいデフォルトはAAAです。この変更は、互換性上の理由から行なわれました。特に、ODBCを使用して作成されたテーブルやビューが、BIアプリケーションなどのサードパーティ製クライアント ツールから正しくアクセスできるようにするためです。
日付形式を変更できるのは、デフォルトのANSI(A)または代替整数(I)だけです。TimeおよびTimestampの設定は変更できないので、将来のリリースでは、AAAまたはIAAを使用するオプションは表示されなくなります。
バージョン16.10以前のドライバでは、WindowsまたはMacで作成されたDSNは、ユーザーが変更していない限り以前のデフォルトであるIAAを引き続き使用します。16.20以降のDateTimeFormat設定ではAAAが指定されます。
重要: TimeおよびTimestampが整数モードに設定されている場合、バージョン16.20以降のドライバの設定に関係なく、ANSIモードが適用されます。新規DSNを作成し、アプリケーションでANSIではなく整数形式を使用することが想定されていた場合は、誤ったデータ形式が使用されているために挿入エラーなどのエラーが発生することがあります。
パスワード エントリの削除
新規DSNエントリを作成するユーザーは、どのような形式のパスワードも保存できなくなりました。DSN Setup(DSN設定)ダイアログから"Password(パスワード)"フィールドが削除されています。ユーザーは、Teradata Wallet文字列以外の文字列をDSNに保存できなくなりました。旧リリースで作成されたDSNエントリにパスワードが含まれている場合、ODBC Driver for Teradataは保存されているパスワード値を無視します。