ODBC Driver for Teradataは、そのデータベース名に対するCOPエントリがDNSにあるかどうか判断します。データベース名の初回の名前解決では、cop1サフィックスが付加されます。DNSでcop1エントリが定義されていなければ、COP検出は無効になります。この名前に対するすべての名前解決はCOPサフィックスを付加せずに行なわれ、COP1の名前解決の試行はそれ以上行なわれません。
COP1のエントリがDNSに見つかった場合は、DNS内にそのデータベース名に対するCOPエントリが他にもあると仮定されます。ただし、エントリ数は不明です。それ以降の解決では、COP番号に1が加算されてからDNS内のエントリの検出が試みられます。DNSで見つからなかった最初のエントリが、その名前に対する最後のエントリとしてマークされます。その時点でDNSエントリのリストが完成します。初めて接続するときは、最初に検出されたCOPと最後に検出されたCOPの間の数字がランダムに選択されます。それ以降は接続のたびに1が加算されて次の数字になります(ラウンドロビン)。
ODBC DSNに複数のデータベース名があり、最初の名前にCOPが定義されていない場合は、すべての名前はCOPサフィックスなしで解決されます。定義されているCOPの数を検出する試みは行なわれません。
ODBC Driver for Teradataがシーケンス内の最後のエントリを検出するためには、DNS名前解決が失敗する必要があります。DNSの構成方法によっては、DNS名前解決が失敗に終わるまでに時間がかかることがあります。DNSでの名前検索の失敗までに時間がかかる場合は、Datasource DNS Entries(データソースDNSエントリ)フィールドにDNS定義のCOP数を入力します。後でDNSにエントリが追加されると、そのエントリがODBC Driver for Teradataによって検出されます(データ ソースDNSエントリが設定されていないか、未定義の場合)。
COPの処理を変更する方法の詳細については、Teradata ODBC Driver Advanced Options(Teradata ODBCドライバの詳細オプション)の「Data Source DNS Entries(データ ソースDNSエントリ)」を参照してください。