文字セットの指定 - Parallel Data Pump

Teradata® Parallel Data Pumpリファレンス

Product
Parallel Data Pump
Release Number
17.10
Published
2021年6月
Language
日本語
Last Update
2021-09-23
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B035-3021
Product Category
Teradata Tools and Utilities

次の表に、文字セットを設定する場合とデフォルトの設定を受け入れる場合の方法についての説明を示します。

文字セットを設定する場合とデフォルトの設定を受け入れる場合の方法
設定またはデフォルトの選択 説明
実行時パラメータの指定 前述のとおり、Teradata TPumpを呼び出すときに使用します。
  • charset=charactersetnameは、メインフレーム接続z/OSクライアント システム用です。
  • -c charactersetnameは、UNIX OSおよびWindowsのワークステーション接続クライアント システム用です。
クライアント システムの設定 次のような設定により、Teradata TPumpを呼び出す前に文字セットを設定します。
  • HSHSPBパラメータ(メインフレーム接続のz/OSクライアント システムの場合)
  • clispb.datファイルは、UNIX OSとWindowsのワークステーション接続クライアント システム用です。
Teradata TPumpの起動時に使用されたcharactersetname設定は、現在のクライアント システムの設定に常に優先します。
データベースのデフォルト Teradata TPumpを呼び出すときにcharactersetname設定を使用しない場合は、クライアント システムに文字セットが設定されていなければ、Teradata TPumpは、データベース システム テーブルDBC.Hostsにあるデフォルトの設定を使用します。デフォルトの文字セットとしてDBC.Hostsテーブルの設定を使用する場合は、最初のログオンはデフォルトの文字セットで行なわれます。
デフォルトの文字セットとしてDBC.Hostsテーブルの設定を使用する場合は、最初のログオンはデフォルトの文字セットで行なわれます。
  • EBCDIC(メインフレーム接続のz/OSクライアント システムの場合)
  • ASCIIは、UNIX OSおよびWindowsのワークステーション接続クライアント システム用です。
Teradata TPumpユーティリティのデフォルト DBC.Hostsに文字セットがない場合は、Teradata TPumpはデフォルトで次の設定を使用します。
  • EBCDICは、メインフレーム接続z/VMおよびz/OSクライアント システム用です。
  • ASCIIは、UNIX OSおよびWindowsのワークステーション接続クライアント システム用です。

AXSMODの文字セットの設定

Teradata TPumpでAXSMODを使用する場合、セッション文字セットは、AXSMODで使用可能な属性として渡されます。属性値は、文字セットの名前または文字セットのIDの文字表現による可変長の文字列として指定します。属性は、文字セットの指定方法に応じて変わります。

次の表 に、AXSMODの設定を示します。

AXSMODの文字セットの設定
セッション文字セットの指定 属性名
ID CHARSET_NUMBER
名前 CHARSET_NAME

マルチバイト文字セット

データベースでは、クライアント セッションの文字セットがUTF-8またはUTF-16である場合、オブジェクト名でマルチバイト文字がサポートされます。オブジェクト名に使用する有効な文字のリストについては、Teradata Vantage™ - Advanced SQL Engine 国際文字セット サポート, B035-1125を参照してください。Teradata TPumpスクリプトのオブジェクト名でマルチバイト文字が使用されている場合は、二重引用符で囲む必要があります。

マルチバイト文字セットは、特定のTeradata TPumpコマンドの操作とTeradata SQL文内のオブジェクト名に影響を与えます。

次の表に、特定のTeradata TPumpコマンドに対するマルチバイト文字セットの影響についての説明を示します。

Teradata TPumpコマンドに対する文字セットの影響
Teradata TPumpコマンド 影響を受ける要素 影響
ACCEPT ユーティリティ変数 ユーティリティ変数には、マルチバイト文字を含めることができます。クライアント側でマルチバイト文字セットの名前が使用できない場合、ファイル名は大文字の英語にする必要があります。
BEGIN LOAD テーブル名:
  • ターゲット表
  • エラー テーブル
ターゲット テーブルおよびエラー テーブルの名前には、マルチバイト文字を含めることができます。
DML DMLのラベル名 DML文のラベル名には、マルチバイト文字を含めることができます。ラベル名は、IMPORT文のAPPLY句で参照されます。
FIELD フィールド名 指定するフィールド名には、マルチバイト文字を含めることができます。この名前は、NULLIFおよびフィールド連結式内の他のFIELDコマンド内で参照したり、IMPORTコマンドのAPPLY WHERE条件内で参照したりできます。FIELDコマンドには、NULLIF式を含めることもできます。この式でも、マルチバイト文字を使用できます。
FILLER フィラー名 FILLERコマンドに指定する名前には、マルチバイト文字を含めることができます。
IF IF条件 IF文の条件では、マルチバイト文字列を比較することができます。
LAYOUT レイアウト名

CONTINUEIF 条件

レイアウト名には、マルチバイト文字を含めることができます。レイアウト名は、IMPORTコマンドのLAYOUT句でも使用できます。CONTINUEIF条件には、マルチバイト文字セットの文字の比較を指定することができます。
LOGON ユーザー名

パスワード

ユーザー名とパスワードには、マルチバイト文字を含めることができます。
LOGTABLE テーブル名

データベース名

ログ テーブル名とデータベース名には、マルチバイト文字を含めることができます。
NAME SYSJOBNAME設定 この変数には、漢字を含めることができます。
SET ユーティリティ変数 ユーティリティ変数には、マルチバイト文字を含めることができます。変数は、置き換えが許される箇所では置換が実行されます。
TABLE テーブルおよびデータベース名 TABLE文に指定するテーブル名(テーブル名が完全に修飾されている場合にはデータベース名も)には、マルチバイト文字を含めることができます。UTF-8またはUTF-16文字セットを使用する場合は、レイアウトを明示的に指定することにより、TABLEコマンドの使用を避けます。