テンポラル テーブルのどの行も、対応する期間を持つことにより、少なくとも1つの時間次元に関連付けられています。SELECT文のテンポラルSQL特殊修飾子(AS OF、BETWEEN...AND、FROM TO、およびCONTAINED IN)により、これらの時間次元に基づいてデータの問合わせを実行することができます。例えば、次のようになります。
- system-timeテーブルの場合、現在アクティブなデータはどのテーブルでも問合わせを実行できますが、非アクティブな行も、これらの行が過去のどの時点で変更または削除されたのかを判断するために、問合わせを実行することができます。これらの行は、ほとんどのSQL操作に関与しなくなっていますが、テーブルに残り、特殊なテンポラルSQLを使用して問合わせを実行することができます。
- valid-timeテーブルの場合は、テンポラルSQLを使用して、現在有効な行、または現在、過去、将来の指定した期間内に有効な行のみを表示します。問合わせは、現在有効ではなく過去に有効だった履歴行や、将来の時点まで有効にならない将来行に制限することもできます。
テンポラル テーブルの問合わせの詳細については、ANSI System-Timeテーブルの問合わせおよびANSI Valid-Timeテーブルの問合わせを参照してください。