テンポラル行のタイプ - Advanced SQL Engine - Teradata Database

Teradata Vantage™ - ANSIテンポラル テーブル サポート

Product
Advanced SQL Engine
Teradata Database
Release Number
17.10
Published
2021年7月
Language
日本語
Last Update
2021-09-23
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B035-1186
Product Category
Software
Teradata Vantage
テンポラル テーブルの行は、テンポラル期間に従って幅広く分類することができます。
  • system-timeテーブルの行は、「オープン」か「クローズ」のいずれかです。
    • オープン行のsystem-time終了境界値は、システム タイムスタンプの可能な最大値であるUNTIL_CLOSEDであり、データベースでそれらが引き続きアクティブで通常のSQL操作に関与できることを示しています。
    • クローズ行には、UNTIL_CLOSEDよりも小さい(よりも前の)任意のsystem-time終了境界値があります。クローズ行は変更できません。これらの行のsystem-time期間終了値は、それらがいつデータベースでアクティブでなくなるかを示しています。これらは、論理的にテーブルから削除された行ですが、記録保持と履歴を目的として物理的に残っています。

      クローズ行には、テーブルから明示的に削除された行と、元の行がテーブルに追加された後に行の修正によって上書きされた値を持つ行が含まれます。このような修正は、元の行をクローズし、テーブルに新しい行を作成して、変更情報を保持します。テンポラル テーブルで行の変更により新しいテーブルの行が生成される方法については、テンポラル テーブルの変更を参照してください。

  • valid-timeテーブルで、現在時刻との関係における行の情報が有効な期間によって、行は現在、将来、または履歴のいずれかになります。

    • 現在行には、現在時刻と重なるvalid-time期間があります。これらの行のデータは、現在有効です。
    • 将来行には、現在時刻よりも後に始まる有効時間があります。これらの行のデータはまだ有効になっていませんが、行の情報が現在になるまでに変更されない限り、valid-time期間が現在時刻を含むようになった時点で有効になります。その一例として、来月まで開始されない契約条項を説明する情報があります。
    • 履歴行には、現在時刻よりも前に終了したvalid-time期間があります。これらの行のデータは、過去のある時点において有効でしたが、今は有効でなくなっています。期限切れの契約などのように元のvalid-time期間を過ぎたため、または既存の有効な契約条項の変更などのように行に対する変更によって元のデータが有効でなくなったため、情報が無効になる場合があります。
    • また、valid-timeテーブルの行では、valid-time期間に特定の時点が含まれるかどうかによって、特定の時点で有効か無効かを説明することもできます。
  • 二重テンポラル テーブルで、2つのテンポラル次元は相互に区別されるため、行は、system-time次元、およびvalid-time次元の現在、将来、または履歴で同時にオープンまたはクローズとなります。

    ある意味、system-time次元が優先されます。二重テンポラル テーブルの行のvalid-time期間が将来であり、行がsystem-time次元でクローズになっている場合は、テーブルから行が削除されたことを意味しています。データベースで行がアクティブでなくなっているため、行が将来の行とは見なされません。行は、論理的にデータベースから削除され、行が削除または変更された時点での行の状態を示すためにのみ存在しています。