UNTIL_CHANGEDとUNTIL_CLOSEDは、終了境界値が無期限(永久)であることを表現する特殊な値です。つまり、将来、行がいつ変更されるかが、未指定で不明であることを表現します。これらは、新しい行がテンポラル テーブルに挿入されたときに、次に示す特定の状況下で使用されます。
- transaction-time列を持つすべての新しい行には、終了境界値がUNTIL_CLOSEDのtransaction-time期間が割り当てられます。UNTIL_CLOSEDは、transaction-time列にのみ関連付けられます。
- valid-time列を持つ新しい行には、終了境界値がUNTIL_CHANGEDのvalid-time期間を割り当てることができます。この終了境界値によって、その行内の情報が無期限に有効であることを表現できます。
UNTIL_CLOSED のデータ型はTIMESTAMP(6) WITH TIME ZONE で、値はTIMESTAMP '9999-12-31 23:59:59.999999+00: 00' になります。
UNTIL_CHANGEDの値は、valid-time列のデータ型と精度に応じて変化します。データ型がPERIOD(DATE)の場合、UNTIL_CHANGEDの値はDATE '9999-12-31'になります。データ型がPERIOD(TIMESTAMP)の場合、UNTIL_CHANGEDの値はTIMESTAMP '9999-12-31 23:59:59.999999+00:00'になります(精度とタイムゾーンは、valid-timeのデータ型に指定したものと同じになります)。
UNTIL_CHANGEDおよびUNTIL_CLOSEDについて、詳細はTeradata Vantage™ データ タイプおよびリテラル、B035-1143の、PERIODデータ型の説明を参照してください。