アクセス モジュール - Parallel Transporter

Teradata® Parallel Transporter ユーザー ガイド

Product
Parallel Transporter
Release Number
17.10
Published
2022年2月
Language
日本語
Last Update
2022-02-11
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B035-2445
Product Category
Teradata Tools and Utilities

アクセス モジュールは、CD-R、CD-RW、テープ(DataConnectorまたはFastLoad OUTMOD Adapterオペレータ経由)、サブシステム(TeradataサーバーやIBMのWebSphere MQ)など、様々なデータ ストアへのアクセスの詳細をカプセル化するソフトウェア モジュールです。

アクセス モジュールは、さまざまなデータ ソースへの、ユーザーが意識することのない統一されたアクセスをTeradata PTに提供します。アクセス モジュールを使用すると、Teradata PTでは以下のことを意識する必要がなくなります。
  • ディスク/テープなどのデバイスへの依存(メインフレーム上のみ) (現在はTeradataスタンドアロン ユーティリティに組み込み済み)
  • ローカル/リモートなど、データ ソースとターゲットの場所
  • 順次ファイルかインデックス ファイルリレーショナル テーブルかなど、データ ストアの仕様

アクセス モジュールをDataConnectorオペレータとともに使用することによって、様々なタイプの外部データ記憶装置からデータを読み取ることができます。

以下のアクセス モジュールがサポートされています。これらのアクセス モジュールでサポートされているのはデータの読み取り(インポート)のみであり、データの書き込みはサポートされていません。
  • Teradata Access Module for Named Pipes for Teradata PTを使用すると、Teradata PTを使用してUNIXシステムの名前付きパイプからデータベースにデータをロードできます。 パイプは、特定のオペレーティング システムでアプリケーションでのデータ保存に使用できる、一種のデータ バッファです。
  • Teradata Access Module for WebSphere MQ for Teradata PTを使用すると、Teradata PTを使って、IBMのWebSphere MQ(以前のMQ Series)メッセージ キューイング ミドルウェアを使用するメッセージ キューからデータをロードできます。
  • Teradata Access Module for JMSを使用すると、Teradata PTを使って、JMSメッセージ キューイング ミドルウェアを使用するJMS対応メッセージング システムからデータをロードできます。
  • Teradata Access Module for Kafkaは、Teradata Parallel TransporterのロードとエクスポートのオペレータとKafka Serverの間のインターフェースとして機能する共有ライブラリです。このアクセス モジュールを使用すると、Kafkaサーバーからデータをインポートすることや、Kafkaサーバーにデータをエクスポートすることができます。
  • Teradata Access Module for S3は、Teradata Parallel Transporterのロード/アンロードのオペレータとS3(Simple Storage Service)の間のインターフェースとして機能する共有ライブラリです。このアクセス モジュールを使用すると、S3からデータをエクスポートすることや、S3にデータをインポートすることができます。
  • Teradata Access Module for Microsoft Azure Blobは、Teradata Parallel Transporterのロード/アンロードのオペレータとMicrosoft Azureの間のインターフェースとして機能する共有ライブラリです。このアクセス モジュールを使用すると、Microsoft Azureからデータをエクスポートすることや、Microsoft Azureにデータをインポートすることができます。
  • Teradata Access Module for Google Cloud Storage (GCS)は、Teradata Parallel Transporterのロード/アンロードのオペレータとGCSの間のインターフェースとして機能する共有ライブラリです。このアクセス モジュールを使用すると、GCSからデータをエクスポートすることや、GCSにデータをインポートすることができます。
  • カスタム アクセス モジュール。 特定のシステムへのアクセス用にカスタム アクセス モジュールを作成して、DataConnectorオペレータとともに使用することもできます。

カスタム アクセス モジュールの作成と使用の詳細については、<Teradata® Tools and Utilities Access Moduleプログラマ ガイド, B035-2424>を参照してください。