このセクションでは、Teradataによって実装された拡張機能を備えたGDB (GNUソース レベル デバッガ)のバージョンを指す言葉として、Teradata C/C++ UDF Debuggerという名前を使用します。Teradata C/C++ UDF Debuggerは標準のGDBコマンドをサポートし、CまたはC++で記述された保護モードの外部ルーチンをデバッグするためのコマンドを追加します。
- ユーザー定義関数(UDF): スカラー、集約、テーブル関数、およびテーブル演算子
- 外部ストアド プロシージャ
- ユーザー定義メソッド(UDM)
この文書では、UDF、外部ストアド プロシージャ、およびUDMを総称する語として"UDF"という用語を使います。
Teradata C/C++ UDF Debuggerの拡張機能を含むGNUデバッガに関するオンライン情報を入手する場合は、Linuxコマンド ラインにinfo tdgdbと入力します。
Teradataでは、C/C++およびJava向けのEclipse (Studio)プラグイン デバッガも提供しています。これらのデバッガの詳細については、C/C++ UDF用Teradata DebuggerとJava UDFのTeradata Debuggerを参照してください。
必要な権限
UDFSの作成とデバッグに必要な権限:
- CREATE FUNCTION
- EXECUTE FUNCTION
外部ストアド プロシージャの作成とデバッグに必要な権限:
- CREATE EXTERNAL PROCEDURE
- EXECUTE PROCEDURE
ルーチンを作成したユーザー以外のユーザーによるUDFまたは外部ストアド プロシージャのデバッグに必要な権限:
- EXECUTE FUNCTIONまたはEXECUTE PROCEDURE
- DROP FUNCTIONまたはDROP PROCEDURE
UDMの作成とデバッグに必要な権限:
- SYSUDTLIBのALL
例えば、次の文はSYSUDTLIBでのすべての権限を「debugger」という名前のユーザーに付与します:
grant all on sysudtlib to debugger with grant option;