1-D ARRAYタイプは、同じデータ型の値を含む可変長の順序付きリストとして定義されます。このARRAYタイプを作成するときには、含める値の最大数を指定します。1-D ARRAYタイプの各構成要素の値にアクセスするには、数値のインデックス値を使用します。ARRAY構成要素の詳細を参照する方法についての詳細は、<Teradata Vantage™ - SQL関数、式、および述部、B035-1145>の「ARRAY関数および演算子」を参照してください。
Teradata Databaseでは、1-D ARRAYの構成要素の値を、最初の構成要素から順に左から右に格納します。
1-D ARRAYタイプには、Oracle Databaseが提供するVARRAYタイプとの互換性があります。ただし、次の部分に例外があります。
- パラメータのないARRAYメソッドの構文には、空の括弧が必要です。
- OracleのVARRAYタイプ用に定義されたメソッドと同様の機能を提供する一部のメソッドについて、Teradataでは異なる名前を付けているものがあります。例えば、OracleにあるFIRSTメソッドは、TeradataではOFIRSTメソッドになります。このような名前の変更は、Teradataの予約語との競合を避けるために実施されています。
- Teradata Databaseには、OracleのVARRAYタイプ用に定義された一部のメソッドと同様の機能を持つメソッドのセットが用意されています。ただし、OracleのVARRAYタイプに定義されたすべてのメソッドが、TeradataのARRAYタイプに使用できるわけではありません。
- TeradataのARRAYタイプに対するALTER TYPE文はサポートされていません。この文は、OracleのVARRAYタイプに対してはサポートされています。