Teradata Vantageクライアントは、Service Principal Names(SPN)使用して接続先のVantageノードまたはUnityサーバーを指定します。
SPNは次の形式を使用します。
service_name/instance@realm
- service_name
- サービス、すなわちTeradata VantageまたはUnityサーバーを要求します。
- instance
- データベース ノードまたはUnityサーバーの完全修飾ドメイン名(FQDN)を指定します。その構成は以下のとおりです:
- データベース ノードおよびUnityサーバーのためのコンピュータ構成要素の作成のステップ4で作成した名前。例えば、tdatsysa1-1。
- データベース ノードまたはUnityサーバーをWindows DNSの追加のステップ3で取得したノードまたはUnityサーバーへのドメインパス。形式: subdomain.domain.com instanceに入力するドメイン情報は大文字と小文字が区別されます。ドメイン名に大文字があっても、ktpassコマンドでは小文字で指定する必要があります。
- realm
- ノードまたはUnityサーバーを含むKerberosレルムの名前。レルム情報は、大文字、小文字も含めてWindowsドメインと完全に一致する必要があります。
この用語に対して指定されるレルムには、レルムを固有に識別する必要がある場合に、1つ以上の追加サブレルムの指定を含めることができます。
データベース ノードおよびUnityサーバーのためのコンピュータ構成要素の作成のステップ4で定義されたすべてのノードおよびUnityサーバーのSPNを、KDCがサービスを提供するすべてのTeradata VantageシステムおよびUnityサーバーに対して決定します。ktpassの実行によるKerberosキーの作成で使用するためにSPN情報を保持します。