完全なFastExportジョブには次の部分が含まれています。
- FastExportの呼び出し
- データベースへのログオンと、FastExportのサポート環境の確立
- FastExportタスクの指定
- データベースからのログオフとFastExportの終了
- FastExportを呼び出し、次の実行時オプションを指定します。
- 印刷出力を通常または縮小(短縮)のいずれにするか
- 文字セット
- セッション制限
- 代替エラー メッセージ ファイル
- 標準入力ファイル/デバイス
- 標準出力ファイル/デバイス
- 代替実行ファイル
- 次の表で示すように、FastExportのサポート環境を確立します。
FastExportサポート環境設定コマンド コマンド 説明 LOGTABLE FastExportジョブのチェックポイント情報を保持する再始動ログ表を指定します。 DATEFORM FastExportジョブのDATEデータ タイプ指定の形式を指定します。 LOGON データベースとのセッションを確立します。 RUN FILE 処理の制御を代替実行ファイルに転送します。 ROUTE MESSAGES FastExportの出力メッセージの代替出力先を指定します。 SYSTEM クライアント システムに対してオペレーティング システム コマンドを実行します。 Teradata SQL文 データベースに、サポートしているTeradata SQL文を実行します。 FastExportジョブのこの部分には、最低限、以下のものを含めなくてはなりません。- LOGTABLEコマンド。再始動ログ表はこれで指定します。
- LOGONコマンド。Teradata SQLとFastExportのセッションすべてをデータベースに接続するために使用するログオン列を提供します。
これらのコマンドはどのような順序で記述しても構いませんが、その両方ともFastExportジョブ スクリプト内のいずれのタスク コマンドよりも前になければなりません。 - 次の表で示すように、FastExportタスクを指定します。
FastExportタスクの指定コマンド コマンド 説明 BEGIN EXPORT エクスポート タスク指定の開始を示します。 LAYOUT すぐ後に続くFIELDコマンドおよびFILLERコマンドと一緒に、クライアント システムの入力データ レコードのレイアウトを指定します。(このレイアウト指定は後続のIMPORTコマンドで参照されます。) FIELD SELECT文中の変数に値を入れるのに使用する、入力レコードのフィールドを指定します。 FILLER 参照されていない入力データ レコードのフィールドを記述します。ただし、後続のFIELDデータの相対位置を示すためだけに使用します。 EXPORT データベースから取得したエクスポート データの宛先ファイルと形式を指定します。 IMPORT SELECT文にUSING値を提供するクライアント ファイルを指定します。 SELECT データベース からエクスポートする行データを指定します。 END EXPORT FastExportタスクの終わりを示し、タスク処理を開始します。 FastExportジョブのこの部分には、最低限、以下のものを含めなくてはなりません。- BEGIN EXPORTコマンド
- 選択要求
- EXPORTコマンド
- END EXPORTコマンド
- 次のようにして、別のFastExportタスクを指定します。
- 手順2に示されているサポート コマンドを使用して、次のタスクに対応するFastExportサポート環境を変更します。
- 手順3に示されているタスク コマンドを使用して、次のタスクを指定します。
FastExportジョブのタスクごとに上記の手順を繰り返します。 - LOGOFFコマンドを使用してデータベースとのアクティブなセッションをすべて切断し、クライアント システム上のFastExportを終了します。