ワークステーションBTEQには、Unicodeをサポートするエンコード制御が2種類あります。 1つ目の制御は、I/Oエンコードです。これは、BTEQ用のユーザー インターフェースを処理します。 入力にはstdinとRUNファイルが使用されます。 出力にはstdout、stderr、およびMESSAGEOUTファイルが使用されます。
2つ目の制御は、セッション文字セット エンコードです。これは、Teradata Databaseとの通信および特定のファイルのエンコードを処理します。ファイルには、インポート ファイル、エクスポート ファイル、およびSQL(内部)ストアド プロシージャのソース ファイルが含まれます。 その他の外部ソース ファイル(ユーザー定義関数、ユーザー定義メソッド、および外部ストアド プロシージャ)は対象外です。これらは常に固有のエンコードで処理する必要があります(ワークステーション クライアントの場合はASCII、メインフレーム クライアントの場合はEBCDIC)。
エンコード値が2種類あることで、BTEQ実行環境のカスタマイズが可能になっています。 Unicodeを使用しない場合、すべてのファイルおよび通信は同じエンコーディングになります。 しかし、UTF8またはUTF16をセッション文字セットとして使用する場合、I/OエンコーディングはUTF8とUTF16のどちらにすることもできます。
下図に、2種類のエンコード制御がBTEQにどのように影響するかを示します。
エンコーディング制御がBTEQに与える影響