エラー重大度レベルはクライアントのオペレーティング システムに返される戻りコードである、という以外は、エラー重大度レベルによって操作が直ちに影響を受けることはありません。 スクリプトやマクロの中で使用しない限り、エラー重大度のレベルに関係なく、タスクまたはジョブの処理が続行されます。 しかし、MAXERROR属性にしきい値を設定すると、しきい値以上のエラーが検出されたときに、ジョブ処理が自動的に終了します。
BTEQのスクリプト内のTeradata SQL文によってエラーが発生し、そのエラー重大度レベルが、設定されたMAXERRORの値より大きい場合には、即座にそのジョブはアボートされます。
例えば、MAXERRORコマンドを次のように使用した場合、08以上のエラー レベルに対応するTeradata Databaseエラーが発生すると、BTEQのジョブ処理が終了します。
.SET MAXERROR 8
MAXERROR値を指定しない場合には、次のいずれかの状態が検知されるまで、BTEQジョブは続行されます。
- 一次コマンド入力ファイルの終わり
- QUITコマンドの実行
- 致命的なエラーの検出
- BTEQでI/Oの異常終了が発生した場合には、システム エラー メッセージがz/OSのJESジョブ ログに出力されます。
- BTEQでI/Oエラーまたは異常終了が発生した場合には、IBM/Cランタイム ライブラリによってLSCXメッセージが生成されます。そこにエラーの詳細が示される場合もあります。
I/Oエラーおよび異常終了についての詳細は、I/Oエラーと異常終了を参照してください。