OMIT - Basic Teradata Query

Basic Teradata Query リファレンス

Product
Basic Teradata Query
Release Number
16.20
Published
2018年4月
Language
日本語
Last Update
2019-07-11
dita:mapPath
ja-JP/kil1527114222313.ditamap
dita:ditavalPath
ja-JP/kil1527114222313.ditaval
dita:id
B035-2414
Product Category
Teradata Tools and Utilities

目的

この制御によって、ユーザーは、データを返す後続のSQL文のフィールド モードのレポートで任意の列を除外するかどうかを指定できます。

構文



次のような場合に当てはまります。

n
省略する列の番号を指定します。左から右の順序でカンマまたは空白で区切って指定します。

nの値の有効な範囲は、1~2048です。

使用上の注意

OMITコマンドは、ある特定のフィールドを強調する場合や、表示させないフィールドで改ページを発生させる場合に使用するのが効果的です。

OMITコマンドを一度も使用していない場合には、デフォルトでOFFとALLに設定されています。 ONまたはOFFを選択せずにOMITコマンドを使用した場合、OMITはON ALLに設定されます。

同じBTEQセッション内で複数のレポートが生成され、そのレポートごとにOMITコマンドの設定を変える場合には、そのつど.SET OMIT OFFを指定してリセットしてから、新しいOMITコマンドの指定を入力してください。

出力から除外していた列をレポートに出力させるようにする場合にも、前のOMITコマンドの設定をすべてリセットします。

OMIT設定が影響するのはフィールド モードの出力のみです。レコード モード、標識モード、またはマルチパート標識モードの出力には影響しません。

OMITコマンドはTeradata SQLマクロで使用できます。

例1 – OMIT

次の例は、3通りの設定でOMITコマンドを使用した場合の結果を示したものです。

  • デフォルトの構成で使用した場合
  • すべての列を省略した場合
  • 1つの列(第2列)を除外した場合
database workforce;
.set defaults
.set format on
.heading "Example 1"
.set omit off
select deptno
,Loc(Title 'Department Location')
from department
order by deptno
;
.set format on
.set defaults
.set omit off
.set omit on all
.heading 'Example 2'
= 1
.set defaults
.set format on
.set omit off
.set omit on 2
.heading 'Example 3'
= 1
.defaults
.set format off
.logoff
.exit

BTEQの応答

OMITコマンドの指定がデフォルト値に設定されている最初のselect操作では、次のような応答が返されます。

*** Query completed. 5 rows found. 2 columns returned.
                            Example 1
DeptNo   Department Location
------   -------------------
   100   NYC
   300   NYC
   500   ATL
   600   CHI
   700   NYC

OMITコマンドの指定がON ALLに設定されている2番目のselect操作では、次のようになります。

*** Query completed. 5 rows found. 2 columns returned.
                           Example 2

OMITコマンドの指定が列2の出力禁止に設定されている3番目のselect操作では、返される応答は次のようになります。

*** Query completed. 5 rows found. 2 columns returned.
                           Example 2

OMITコマンドの指定が列2の出力禁止に設定されている3番目のselect操作では、返される応答は次のようになります。

*** Query completed. 5 rows found. 2 columns returned.
                           Example 3
DeptNo
------
   100
   300
   500
   600
   700

例2 – マクロによって出力されるOMIT

Teradata SQLマクロでは、使用例1のOMITコマンドは次のようになります。

ECHO '.SET OMIT ON 2';