Teradata TPumpに付属のSQLスクリプトを使用して、モニター インターフェース テーブル(SysAdmin.TPumpStatusTbl)をデータベース内に作成します。このテーブルには、Teradata TPumpによってインポートに関する情報が保持されます。Teradata TPumpは、モニター インターフェース テーブルからコマンドを読み取り、テーブル内のステータスを更新します。
このテーブルはTeradata TPumpモニター機能を使用するために必要ですが、モニター機能を使用しない場合はオプションとなります。このテーブルが存在しない場合でも、Teradata TPumpがそれを知らせる警告メッセージを発行されるだけです。
このテーブルは保護する必要があるため、データベース管理者によって作成されます。
正しいセットアップを行なうためのSQLスクリプトtpumpar.csqlがTeradata TPumpインストール プログラムに備えられています。tpumpar.csqlスクリプトには、アクション要求が含まれています。
モニター インターフェース テーブルには、次の表のようなカラムが含まれます(将来の機能をサポートするための他のカラムもあります)。
名前 | タイプ | 注 |
---|---|---|
Import | INTEGER | 基本索引の一部。インポートの番号。(1つのTeradata TPumpジョブに複数のインポートがあることがあります。 |
InitStartDate | DATE | インポートの初期開始日付。 |
InitStartTime | FLOAT | インポートの初期開始時刻。 |
Complete | CHAR(1) | このインポートが完了した場合はYに設定します。複数のインポート処理があり得ます。 |
CurrStartDate | DATE | このインポートが最後に開始(再始動の場合もある)された日付。 |
CurrStartTime | FLOAT | このインポートが最後に開始(再始動の場合もある)された時刻。 |
LastUpdateDate | DATE | このインポートでテーブルが最後に更新された日付。 |
LastUpdateTime | FLOAT | このインポートでテーブルが最後に更新された時刻。 |
LogDB | VARCHAR(32) | 基本索引の一部。ログ テーブルデータベースの名前。 |
LogTable | VARCHAR(32) | 基本索引の一部。ログ テーブルの名前。 |
PeriodsDesired | INTEGER | 目的の周期を指定できるようにします。 |
PleaseAbort | CHAR(1) | アボートする場合は、Yに設定します。 |
RecordsErrored | INTEGER | データベースでエラーになったレコードの数。 |
RecordsOut | INTEGER | データベースに送られた文の数。 |
RecordsSkipped | INTEGER | 適用条件のためにスキップされたレコードの数。 |
RecordsRejcted | INTEGER | 無効なデータのために(ホスト上で)拒否されたレコードの数。 |
RecordsRead | INTEGER | 読み取られたレコードの数。 |
RequestAction | CHAR(1) | アクション要求を処理する前に、要求されたアクションが実行されることを示すメッセージがログに記録されます。以下のアクション要求が許可されています。
|
RequestChange | CHAR(1) | Teradata TPumpに変更を適用する場合は、ユーザーがYに設定します。変更の適用後は、Teradata TPumpがNに設定します。 |
RestartCount | INTEGER | このインポートが再始動された回数。 |
StmtsDesired | INTEGER | 文の速度(StmtsUnLimitedがNの場合) |
StmtsUnLimited | CHAR(1) | このインポートを文の速度制限なしで実行する場合はYに設定します。 Nの場合は、StmtsDesiredの文の速度を参照。 |
UserName | VARCHAR(32) | ジョブを実行するユーザーの名前。セキュリティのために使用。 |
セキュリティ上の配慮から、Teradata TPumpモニター インターフェース テーブルをセットアップするSQLスクリプトでは、TPumpStatusTblの他に一連のビューとマクロが設定されます。データベース管理者はこのテーブルに直接アクセスすることができます。この場合、ビューとマクロを使うようにします。これらは、セキュリティのために備えられていて、テーブルの正しい使用法を確保するためのものだからです。
データベース管理者によるアクションがとられない限り、通常のユーザーは各自のジョブの状況を更新することはできません。TPumpStatusTblへの制御付きの更新アクセス権を与えるには、次のようなコマンド1つで済みます。
“GRANT EXEC ON TPumpMacro TO _____;”
Teradata TPumpモニター用のマクロは、データベースTPumpMacroおよびSysAdminにあります。