以前は、クラッシュダンプが発生した場合、Crashdump Save Program(CSP)を使用して、ロー クラッシュダンプを顧客システムのCrashdumpsデータベースに保存していました。このダンプ データは、Dump Unload/Load(DUL)ユーティリティを使用してエクスポートし、Teradataの社内システムに送信してさらに分析する必要がありました。大規模なMPPシステムでは、これはリソースを大量に消費し、時間がかかり、根本原因の分析を遅らせる可能性がある一連のプロセスでした。
現在では、クラッシュダンプを各ノードのフラット(ストリーム)ファイルとして保存することができます。ストリーム ファイルは、圧縮されたバイナリFastLoad形式です。ストリーム ファイルは、実働システムからTeradataサポート センターに直接送信するか、顧客サイトの別のシステムに移動することができます。ストリーム ファイルを一度にすべて保存することも、1回にいくつかのノードを保存することもできます。
利点
- ストリーム ファイルにより、ダンプ データをTeradataサポートセンターに簡単かつ迅速に移動することができます。実働システムのCrashdumpsデータベースに保存したり、そこからエクスポートしたりする必要はありません。
- ストリーム ファイルを使用すると、デバッグ用にダンプをオンプレミス テスト システムに移動できます。これにより、他のタスクの実働システムが解放されます。
考慮事項
SMPとMPPの両方のプラットフォームは、クラッシュダンプ ストリーム ファイルを保存して送信することができます。
追加情報
詳細については、<Teradata Vantage™ - データベース管理、B035-1093>を参照してください。