MAPSアーキテクチャを使用するシステムでは、AnalyzeSPプロシージャはテーブル サイズと現在の使用状況を分析し、テーブルを新しい宛先マップに移動するかどうかの推奨事項を提示します。以前は、AnalyzeSPはシステム拡張の完了後にのみ実行されていました。今後、顧客はシステム拡張の前にAnalyzeSPを実行し、テーブルを新しいマップに移動できるかを分析することができます。
システム拡張の前に、データベース管理者はCreateExpansionMapsプロシージャを実行し、システムが拡張後に持つノード数とAMP数を入力します。プロシージャは3つの新しいマップを作成し、それらに一時的なPreExpansionMap*名を付けます。システムの拡張後、DBAはPostExpansionActionプロシージャを実行し、それらのマップの名前を実際に追加された隣接マップとスパース マップで変更して、Moverプロシージャを実行できるようにします。
この機能は、拡張前のマップを格納するための新しいテーブルTDMaps.Mapsと新しいビューTDMaps.MapsVを追加します。
利点
- システムが拡張される前にDBAがテーブルの移動を計画できます。
- システム拡張後の時間の節約
考慮事項
DBAは、拡張計画中にこの機能を何度も使用できます。Moverプロシージャが実行されるまで、データベースに変更は加えられません。
SQLの変更
新しいSQLプロシージャ:
- TDMaps.CreateExpansionMaps
- TDMaps.PostExpansionAction
追加情報
- Teradata Vantage™ - データベース管理、B035-1093
- Teradata Vantage™ SQL演算子とユーザー定義関数、B035-1210