次の表に、BEGIN LOADINGコマンドを使用する場合の考慮事項を記載します。
対象 | 使用上の注意 |
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必要な権限 | Teradata FastLoadジョブにログインするユーザーIDには、以下の権限が必要です。
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再始動ログ表 | Teradata FastLoadを実行するには、Teradata FastLoad再始動ログ表(SYSADMIN.FASTLOG)に対する以下の権限がユーザーPUBLICに付与されている必要があります。
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エラー表の説明 | Teradata FastLoadは、BEGIN LOADINGコマンド実行時に下記の2つのエラー表を作成します。
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重複レコード | データベースは重複レコードを無視します。重複レコードは、どちらのエラー表にも挿入されません。 |
表名の再利用 | エラー表に1つ以上の行がある場合、それはTeradata FastLoadジョブの最後にデータベースから除去されません。エラー表に指定された名前を再利用するには、DROP TABLE文を使用してデータベースから表を除去します。 詳細については、<エラーの記録>を参照してください。 |
チェックポイント | CHECKPOINTオプションは、ジョブの中でデータベースが指定数の入力レコードを処理したことを記録するためにTeradata FastLoadが一時停止する位置を定義します。チェックポイントを使用した場合、Teradata FastLoadジョブの完了前にジョブが停止しても、ジョブ全体を再実行する必要がありません。Teradata FastLoadは再始動ログ表の中のチェックポイント情報を使用して、再始動の位置を判別します。 CHECKPOINTオプションにinteger値を指定する場合
詳細については、<チェックポイントに関する考慮点>を参照してください。 |
標識 | 標識は、レコードの中のヌルになるフィールドを識別するためにレコードの先頭に入れられるいくつかのビット データです。BEGIN LOADINGコマンドにINDICATORSを指定すると、Teradata FastLoadはレコードの最初のバイトの中に、各レコード フィールドに対する標識ビットが含まれることを予期します。 INDICATORSオプションがセットされているが、レコードの先頭に標識ビットが入力されていない場合、Teradata FastLoadは最初のフィールドに標識バイトが入っているとみなして、レコードを間違ったしかたでロードしてしまいます。 標識ビットは、8ビット バイト単位で格納する必要があります。例えば、レコードに1~8個のフィールドがある場合は、標識ビット用に1バイトが必要になります。レコードに9~16個のフィールドがある場合は、標識ビット用に2バイトが必要とされる、という具合です。 標識バイトの中の未使用ビットは0に設定します。 |
標識ビットの位置 | 標識ビットの位置は、レコードのフィールドに対応しています。バイト データの中の最初のビットは、レコードの中の最初のフィールドの標識です。 標識ビットを1に設定すると、データベースにより、レコードがロードされる際に対応するフィールドがヌルになります。標識ビットを0に設定すると、データベースによってそのフィールドに指定されたデータがロードされます。 以下の図に、標識を含むレコードを示します。 標識ビットとINDICATORSオプションについては、次のいずれかの資料を参照してください。
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