オブジェクト名でのワイルドカード式は、GCS内のオブジェクトからデータが読み取られた後にそのデータがデータベースにロードされるデータ インポート シナリオでのみ使用できます。オブジェクト名でのワイルドカード文字は、Prefix名またはObject名でワイルドカード文字"*"または"?"を使用して指定することができます。
GCSオブジェクトは、Unixのシェルと同じルールを使用して選択されます。ワイルドカード指定に一致するオブジェクト名がジョブ ログに追加され、ワイルドカード式と一致する名前を持つ各オブジェクトからデータがデータベース テーブルにロードされます。
ワイルドカード文字が含まれているオブジェクト名では、"/"があるとワイルドカード式の一致がスキップされます。例えば、'/ab*'は'/abc/xyz'とは一致しません。/alphabet/aや/alphabet/bなどと一致させるには、'/alph*/*'と入力します。これは、シェルでのファイル名の展開時にGLOBで想定されている動作と同じです。
PrefixとObjectは、展開する前に連結されます。そのどちらにもワイルドカード文字を使用できます。どのオブジェクトにも一致しないワイルドカードに対しては、エラー応答で正しいパターンが示されます。
データベースからエクスポートされた(または他のソースから読み取られた)後にデータがGCSに書き込まれる場合は、オブジェクト名でワイルドカード式を使用できません。