NUMBERデータ型がデータベースでサポートされている場合は、ODBCアプリケーションでNUMBERデータ型を使用できます。次の表に示しているように、NUMBER型はFixed NUMBERまたはFloating NUMBERのいずれかです。
NUMBERの種類 | データベースの種類 | 説明 |
---|---|---|
Fixed Number | NUMBER (p, s) | p桁の固定10進数(小数部分s桁) |
NUMBER (p) | NUMBER(p, 0)と同一 | |
Floating Number | NUMBER (*, s) | 小数部分s桁の浮動10進数 |
NUMBER (*) | 浮動10進数 | |
NUMBER | NUMBER (*)と同一 |
ODBCアプリケーションでは、NUMBER型は標準のSQL型として処理されます。Fixed NUMBER型は標準のSQL_DECIMAL型にマッピングされ、Floating NUMBER型はSQL_DOUBLE型にマッピングされます。つまり、適合するアプリケーションには、SQL_DECIMALまたはSQL_DOUBLEに対応する種類のデータベースがNUMBER型かどうかを通知する必要がないということになります。
データベースの種類がNUMBER型であることを示す情報をアプリケーションが必要とする場合は、Teradata ODBC固有データ型のコードを調べることができます。このコードは、SQLColAttributeとSQLGetDescFieldの記述子フィールドとして返されます。さらに、このコードは、SQLGetTypeInfo、SQLColumns、およびSQLProcedureColumnsからの結果セット内にあるTeradata固有の列として返されます。
Teradata ODBC固有のデータ型コードは以下のとおりです。
- SQL_TD_FIXED_NUMBER (Fixed NUMBER用)
- SQL_TD_FLOATING_NUMBER (Floating NUMBER用)
SQL_TD_FIXED_NUMBERとSQL_TD_FLOATING_NUMBERという名前は、tdsql.hファイルに定義されています。詳細については、<ODBC標準のTeradataの拡張>を参照してください。