ジョブ変数を作成し、次の2つのタイプのファイルにジョブ変数値を割り当てることができます。
- グローバル ジョブ変数ファイル: ジョブ変数の値を保存するグローバル ジョブ変数ファイルを作成できます。 Teradata PTグローバル ジョブ変数ファイルがあれば、ジョブはどれも自動的にグローバル ジョブ変数ファイルを読み取ります。 スクリプトのどこかにジョブ変数があると、ジョブはグローバル ジョブ変数ファイル内で対応する値を探します。グローバル ジョブ変数ファイルはUNIXおよびWindowsシステムで使用できます。
- ローカル ジョブ変数ファイル: ジョブ変数の値を保存するローカル ジョブ変数ファイルも作成できます。 tbuildコマンドで-vオプションを指定すると、関連付けられたジョブがローカル ジョブ変数ファイルを読み取ります。 例えば、次のように指定できます。
tbuild -f weekly_update.txt -v jobvars.txt
z/OSでは、ATTRFILEのDDNAMEによってローカル ジョブ変数ファイルを指定します。
可能な場合は、Teradata PTの使用を開始するときに既知の一般的なジョブ変数を定義します。 ジョブ変数を使用すると、ジョブ スクリプトの効率とセキュリティが向上します。 必要に応じて、追加のジョブ変数名と値を追加できます。
変数をセットアップするには、次の2つの操作を行なう必要があります。
- 以下のように@<ジョブ変数名>という形式でローカル ジョブ変数値またはグローバル ジョブ変数値を使用するスクリプト値を指定してセットアップします。
VARCHAR TdpId = @MyTdpId, VARCHAR UserName = @MyUserName, VARCHAR UserPassword = @MyUserPassword
- ジョブ変数の割り当てをカンマで区切ってグローバル ジョブ変数ファイルおよびローカル ジョブ変数ファイルに入力するか、次のように<ジョブ変数名>=’value’という形式でカンマなしで1行に1つずつ割り当てを入力します。
MyTdpId ='database1', MyUserName ='johndoe', MyUserPassword ='johndoe'
グローバル ジョブ変数ファイルおよびローカル ジョブ変数ファイルの場所と名前は、次の場合にユーザーが定義できます。
- グローバル ジョブ変数ファイルのユーザー定義パスおよびファイル名は、次のようにエントリとしてtwbcfg.iniファイル内に置く必要があります。
GlobalAttributeFile = '<userspath>/<usersGlobalJobVariablesName>'
- ローカル ジョブ変数ファイルのユーザー定義パスおよびファイル名は、コマンド ラインで-vオプションの後に指定します。
スクリプトでのジョブ変数の指定の詳細については、ジョブ変数のセットアップを参照してください。
ジョブ開始時のコマンド ラインでのジョブ変数の指定については、コマンド ラインにおけるジョブ変数の割り当てを参照してください。