以下のテーブルに、Teradata PTジョブで取得される様々なチェックポイントの種類を示します。
チェックポイントの種類 | 機能 |
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基本(デフォルト) | tbuildコマンドでチェックポイント間隔を指定していない場合、ConsumerオペレータとProducerオペレータを含んでいる各ジョブ ステップで、ジョブは次の2つのチェックポイントを自動的に記録します。
Teradataサーバーの再始動やデッドロックによって中断が発生しても、この2つのチェックポイントがあるため、ユーザー操作を必要とせず自動的にTeradata PTジョブを再始動できます。 このデフォルト チェックポイントは、手動の再始動に使用することもできます。 どちらの場合も、ファイルに書き込まれた最後のチェックポイントの後から、ジョブが再始動します。
処理のやり直しに対するこのデフォルト チェックポイント保護は最小限の保護でしかないため、間隔チェックポイント操作を使用することをTeradata推奨します。 |
間隔チェックポイント操作 | tbuild -zコマンドを使用してTeradata PTジョブのチェックポイント間隔を指定すると、ProducerオペレータとConsumerオペレータを含んでいるジョブ ステップごとに、ジョブは指定した間隔(秒単位)でチェックポイントを記録します。 間隔チェックポイント操作を使用するジョブが実行を完了できず、後で再始動された場合、再度実行される必要があるのは、最後のチェックポイント取得後に実行された処理だけです。 このオプションは、かなりの量にわたるデータのロード/エクスポートを長時間実行するジョブに対して、一層のフォールト トレランスを提供します。 チェックポイント間隔の有効な値は0~86400です。 |
直接コマンド | Teradata PTジョブに対し、twbcmdコマンドを使用して任意の時点でチェックポイントを記録するように指示することもでき、このときJOB CHECKPOINTコマンド オプションを明示的に使用するか、またはチェックポイントの記録後にジョブの実行を一時停止するJOB PAUSEコマンド オプションを暗黙的に使用します。 詳細については、<Teradata Parallel Transporterリファレンス、B035-2436>の「Teradata PTユーティリティ コマンド」を参照してください。 |
オペレータによる開始 | ディレクトリの定期スキャン中に検出されたすべての入力ファイルの処理後、DataConnectorオペレータによって自動的にチェックポイントが開始されます。 |