チェックポイントは、Teradata PTジョブによって作成されるジョブの再始動ポイントです。 何らかの理由でジョブが中断された場合、ジョブの最初からではなく、チェックポイントから再始動できます。 チェックポイントにより、中断されたジョブでチェックポイント以前に実行された処理をやり直さずに済むことが保証されます。
Teradata PTジョブでチェックポイントが取得されると、現在実行中のジョブ ステップで、Producerオペレータによる出力データ ストリームへの行の送出が停止し、入力データ ストリーム内のすべての行が Consumerオペレータによって処理されます。このとき、Teradata Databaseの更新か、出力ファイル バッファの消去が行なわれます。 すべての実行オペレータによって、ジョブのチェックポイント ファイルにレコードが書き込まれます。これらのレコードに含まれる情報を使用すると、データの損失や重複なしに、チェックポイントが完了した時点のオペレータ処理を再開できます。
Teradata PTでは、次のようなチェックポイント関連のオプションが提供されています。
- チェックポイント ディレクトリの代替場所を指定します。
- ユーザー定義のチェックポイント間隔を指定します。
- ジョブが自動的に再始動する回数の制限を指定します。