dmclusterサービス スクリプトは、クラスタ上でさまざまなコマンドを実行するために使用されます。サービス スクリプトは/opt/teradata/client/nn.nn/datamover/failover/にあり、ここでnn.nnは16.10などの、Data Moverのメジャーおよびマイナーのバージョン番号を表わします。dmcluster configを使用してクラスタの構成が完了すると、すべてのアクティブ コンポーネントがアクティブ モードで開始されます。
フェールオーバー中に、アクティブ デーモン、エージェント、Data Mover RESTサービス、または同期サービスが実行されている場合、次が実行されます。
- プライマリ クラスタで、サービスが停止しアクティブ モードで再起動されます。
- すべてのスタンバイ コンポーネントが停止し、セカンダリ クラスタの同期サービスがスタンバイ モードで起動されます。
- モニタリング サービスは、アクティブなコンポーネント サーバーに一定間隔でSSH接続することでアクティブなコンポーネントのモニタリングを開始し、サービスが起動および実行されているかどうかを確認します。
- フェールオーバー順序が開始されます。
- フェールオーバー順序は、アクティブなサーバー上のデーモン、Data Mover REST、エージェント、ActiveMQ、同期サービスをシャット ダウンし、スタンバイ サーバー上のデーモン、Data Mover REST、エージェント、ActiveMQ、同期サービスをアクティブ モードで開始します。
- 古いアクティブ同期サービスをスタンバイ モードで開始しようとします。
フェールオーバー順序が完了すると、モニタリング サービスはスタンバイのモニタリング サーバーにシフトし、新しいアクティブ コンポーネントのモニタリングを開始します。モニタリング サービスがスタンバイ サーバー上で実行されているData Mover REST、デーモン、DSC、またはActiveMQプロセスを見つけると、自動的にシャット ダウンし、2つのサービスが同時にアクティブになることを防止します。
ここでdmcluster statusコマンドを実行すると、次のように表示されます。
ERROR: The following error may indicate incorrect configuration of high availability in Data Mover. Check the Data Mover Customer Installation guide for high availability setup Cause: java.lang.Exception: The following properties are incorrect: The hostname/IP address for local daemon is set to localhost in the properties file The hostname/IP address for remote daemon is set to localhost in the properties file The hostname/IP address for local monitor is set to localhost in the properties file The hostname/IP address for remote monitor is set to localhost in the properties file The hostname/IP address for local repository is set to localhost in the properties file The hostname/IP address for remote repository is set to localhost in the properties file The hostname/IP address for local agent is set to localhost in the properties file The hostname/IP address for remote agent is set to localhost in the properties file Error running status
dmFailover.logは、フェールオーバー順序に関する詳細な情報を提供します。
フェイルオーバーの構成方法の詳細については、Teradata® Data Moverインストール、構成、アップ グレード ガイド、ユーザー用、B035-4102を参照してください。このセクションでは、フェイルオーバーで使用されるすべてのコンポーネントについて説明します。