転送中にデータを暗号化できます。システム レベルのプロパティjob.databaseClientEncryption、またはジョブ レベルとオブジェクト レベルのプロパティdb_client_encryptionのいずれかを使用して、システム、ジョブ、およびオブジェクト レベルでデータを暗号化できます。
クライアントの暗号化は、選択した
force_utilityによって動作が異なります。
ユーティリティ |
動作 |
TPTAPI |
データは転送中に暗号化されます。 |
QueryGrid、JDBC、またはHadoop |
データではなく、ソース システムとターゲット システム間の接続のみが暗号化されます。 |
スコープ レベルと優先順位ロジック
次のテーブルに、各スコープ レベルに含まれるオブジェクト、およびスコープ レベルで異なる値を指定した場合に適用される優先順位ロジックを示します。複数のスコープ レベルでデータベース クライアント暗号化フラグを設定した場合は、最も小さなスコープの優先順位が一番高くなります。例えば、システム レベルで
job.databaseClientEncryptionを
trueに設定し、ジョブ レベルで
falseを設定した場合、このデータ転送は暗号化されません。
スコープ レベル |
比較されるオブジェクト |
優先順位 |
オブジェクト |
指定されたテーブルまたはビュー |
最高 |
ジョブ |
ジョブのすべてのテーブルおよびビュー |
高 |
デーモン |
特定のデーモンで処理されるすべてのテーブルおよびビュー |
低 |