次の表に、操作機能に対するTeradata MultiLoadの制限および制約を示します。
操作可能な機能/関数 | 制約事項/制限 |
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集約演算子、指数演算子、算術関数 | 許可されていない |
データ ファイルの連結 | 許可されていない |
ロード ユーティリティの同時タスク数 | 実行可能な同時Teradata MultiLoadタスクの最大数は変更が可能です。この制限値は、システム管理者が制御できます。TASMがアクティブな場合、MaxLoadTasksをオーバーライドできます。 同時タスク数制限の最新情報については、Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ, B035-1102のDBSControlユーティリティのMaxLoadTaskパラメータの説明を参照してください。その他の詳細情報は、Teradata Dynamic Workload Manager ユーザー ガイド(B035-2513)を参照してください。
Teradata MultiLoadジョブが推奨される制限を超えると、データベースは実行中のロードが多すぎることを示すエラー メッセージ2633を返し、ユーティリティが以下の状態になるまで再試行を繰り返します。
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SELECT文の使用によるデータベースからのデータ検索 | 許可されていない |
式 | データベースの優先順位に基づいて左から右へと評価されます。ただし、括弧を使用して評価を優先させることもできます。 |
外部キーの参照 | Teradata MultiLoadのターゲット表では使用できません。 外部キー制約が定義されたターゲット表に対してTeradata MultiLoadタスクまたは他のアクションを試みると、エラーが発生します。 |
ハッシュ索引 | サポートされない |
16進形式 | Teradata MultiLoadは、Vantageの内部16進形式で指定されたオブジェクト名を受け付けないため、これらのオブジェクト名は表示されません。 |
結合索引の制限 | Teradata MultiLoadでは、結合索引がサポートまたは維持されません。 |
ジャーナリング オプション | ジャーナリング オプションについての制限はありません。Teradata MultiLoadは、現在サポートされているすべてのタイプのジャーナリングが設定されたターゲット表を認識します。 |
最大列数 | 2048 |
最大行サイズ | Teradata MultiLoadジョブの最大行サイズ(データと索引の合計)は、約64,000バイトです。この限界値は、下記のものに応じて決まります。
Teradata MultiLoadの作業表およびエラー表に関連する操作上のオーバーヘッドのため、Teradata MultiLoadではデータベースの行サイズ上限に近い行サイズを使用できません。Teradata MultiLoadジョブがこの制限を超えると、データベースはエラー メッセージ3577(行サイズまたはソート キー サイズのオーバーフロー)を返してジョブを終了します。 |
文テキストの最大長 | 1 MB |
基本索引がない表 | 許可されていない |
正規化されたテーブル | 許可されていない |
固有セカンダリ インデックス | Teradata MultiLoadのターゲット テーブルでは使用できません。 Teradata MultiLoadタスクのターゲット テーブルには、非固有セカンダリ インデックス(NUSI)を設定できますが、固有セカンダリ インデックスは設定できません。 |
プライマリ タイム インデックスのあるテーブル | 許可されていない |
参照整合性がある表 | 許可されていない |
トリガーが定義された表 | 許可されていない |
PPI表の考慮事項
Teradata MultiLoadなどのロード ユーティリティは、PPIテーブルをサポートしますが、以下の制限および警告があります。
- Teradata MultiLoadでは、固有セカンダリ インデックス(USI)を含むテーブルをサポートしていません。USIは多くのPPIテーブルに含まれています。
- Teradata MultiLoad IMPORTタスクでは、削除または更新用に、基本索引列セットのすべての値とパーティション列セットのすべての値を入力する必要があります。
- Teradata MultiLoad IMPORTタスクでは、パーティション列セットの更新をサポートしていません。
- Teradata MultiLoad IMPORTタスクでは、基本索引の更新をサポートしていません。
- Teradata MultiLoadは、ハッシュおよび結合インデックスをサポートしません。
NoPI表の考慮事項
NoPI表は、基本索引がない表です。これらの表は、ステージング表(データが常に表に付加され、基本索引を含む従来の表よりも一般に高速に表にデータが入力される)として使用できます。
Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語 構文規則および例, B035-1144にある非基本索引の説明を参照してください。