Teradata MultiLoadにパフォーマンス上の問題があるものの、特定のエラーが示されない場合は、以下の手順を実行してその原因を特定します。
- Teradata MultiLoadジョブのどのフェーズがパフォーマンス低下の原因となっているかを判断します。
クライアント システムからデータが取得される取得フェーズの場合、クライアント システムに問題があると考えられます。データがターゲット表に適用されるアプリケーション フェーズの場合、クライアント システムに問題があるとは考えられません。
Teradata MultiLoadのジョブ出力には、ジョブのフェーズとその他の役に立つ情報が記載されます。これらのデータを保存して後で検証します。
- Vantage のQrySessnユーティリティを使用して、Teradata MultiLoadジョブの進行状況を監視します。
- Teradata MultiLoadターゲット表のロックをチェックします。
- Hutロックの有無を確認するためには、VantageのShow Locksユーティリティを使用します。
- 「blocked」ステータス(トランザクション・ロックを示すステータス)の有無を確認するためには、Query SessionユーティリティまたはVantageのパフォーマンス監視機能を使用する他のユーティリティ(Amon、またはPmon)を使用します。
- 問題の領域についてDBC.Resusage表をチェックします。例えば、1つ以上のプロセッサに対してデータ・バス容量またはCPU容量が100%近くになっていないかなどを調べます。
- ターゲット表にNUSIが設定されているかどうかを判断します。NUSIはTeradata MultiLoadのパフォーマンスを低下させます。これは、すべての行が基本表に適用された後で、NUSI副表に適用される個別のNUSI変更行が作成されるためです。
- エラー表のサイズをチェックします。フォールバック エラー表への書込み操作は、通常のTeradata MultiLoadタスクよりはるかに遅い、通常のSQLの速度で実行されます。
- 基本索引が一意であることを確認します。NUPIは、Teradata MultiLoadのパフォーマンスに重大な影響を及ぼすことがあります。