RCEventテーブル内の各行は、複数の列を含んでいます。 記録されるイベントの種類に応じて、一部の列はすべての行に共通となりますが、それ以外の列は任意選択となります。 次のテーブルでは、RCEventテーブルのフィールドについて説明します。
フィールド | 説明 |
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標準のフィールド | |
イベント番号 | 記録されるイベントごとにTeradata Databaseが割り当てる固有な整数値。 Teradata Archive/Recovery Utilityは、イベント番号を小さい数字から順に割り当てます。 小さな番号のイベントほど、以前に発生したことを示します。 イベント番号(日付や時刻の記録ではない)によって、イベントの時系列順の発生を最も正確に判断することができます。 |
日付および時刻 | イベントが記録されるときのTeradata Database TOD(TimeOfDay)の値。 先に発生したイベントでも、後のイベントよりも遅いタイムスタンプが付けられる場合があります。 したがって、この値はチェックポイント イベントの時系列順の判断に使用することはできません。 この時刻ではなく、イベント番号を使用します。 |
ユーザー名 | イベントを開始したユーザーのログオンID。 |
イベント タイプ | イベントを識別するテキスト文字列 イベント タイプには、以下のものがあります。
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データベース名 | ARC処理によって影響を受けたデータベースの名前。 複数のデータベースが影響を受けた場合には、データベースごとに1行が記録されます。 |
オブジェクトのタイプ | 関係するオブジェクトのタイプを定義する1文字 文字の値と意味は、次のとおりです。
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オブジェクト識別子 | データベースIDまたはテーブル識別子の固有部分を含んだ4バイトのフィールド。 このフィールドは、さらにイベントに含まれるオブジェクトを定義します。 これらのフィールドは、DBASEおよびTVMディクショナリ テーブルから抽出され、Teradata Databaseによって維持されます。 |
全AMPフラグ | 値"A"の意味は次のとおりです。
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再開カウント | イベントが再開され、オンラインAMPの構成が変更されている場合には、この列は1だけ増加します。 イベントが構成変更なしで完了した場合には、このフィールドにゼロが入ります。 |
進行中の操作 | 指定されたTeradata ARC操作が完了していない場合、このフィールドにはYが入ります。 異常終了して再起動処理がされていない操作の場合は、Yのままです。指定されたTeradata ARC操作が完了すると、このフィールドにはNが入ります。 |
任意フィールド | |
データ セット名 | アーカイブまたは回復処理に指定されたクライアント ファイル名。 |
テーブル名 | アーカイブまたは回復処理に指定されたテーブルの名前。 すべてのテーブルが影響を受けない限り、影響を受ける各テーブルごとに1行が含まれます。 すべてのテーブルが影響を受ける場合には、BTEQでは疑問符が表示されます。 これはNULLのフィールドを示します。 |
チェックポイント名 | チェックポイントに指定されたラベル。 |
関連イベント番号 | 現在のイベントに影響を与えた他のイベントに割り当てられた番号。 ロールバックの終了点は、関連イベント番号です。 |
使用ジャーナル | イベントが使用したジャーナル テーブルを示す1文字。
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保存ジャーナル | CHECKPOINT文にSAVEオプションが含まれていたか(または含まれていなかったか)を示すYまたはN。 |
インデックスの存在 | アーカイブにインデックス オプションが含まれていたかどうかを示すYまたはN。 |
二重アーカイブの設定 | これが一度のアーカイブ リクエストで作成された重複ファイルかどうかを示すYまたはN。 単一のアーカイブ リクエストで2個のファイルが作成された場合には、2個のイベント行が生成されます。 1個には、重複であることを示すためにYに設定されたフラグがあります。 もう1個には、プライマリ コピーであることを示すNの値があります。 |
ロック モード | アーカイブ操作で適用されるHUTロックを示す1文字。
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RCEventテーブルには、上記のテーブル以外のフィールドもありますが、将来使用するために予約されています。