使用上の注意 - Teradata Tools and Utilities

Teradata Archive/Recovery Utilityリファレンス

Product
Teradata Tools and Utilities
Release Number
16.20
Published
2018年4月
Language
日本語
Last Update
2018-09-07
dita:mapPath
ja-JP/byt1512701979771.ditamap
dita:ditavalPath
ja-JP/byt1512701979771.ditaval
dita:id
B035-2412
Product Category
Teradata Tools and Utilities

セッション数が増えると、一般により多くのシステム リソース(メモリおよび処理能力)が、アーカイブまたは回復をサポートするために必要になります。 個々のシステムへの影響は、特定の構成によって異なります。

Teradata ARCでは、2つ(または3つ)以上の制御セッションを使用してアーカイブと回復の操作を制御します。 実行している操作のタイプに関係なく、LOGON文ではこれらのセッションを常に接続します。 Teradata ARCは、SESSIONSパラメータに示される数に基づいてその他のデータ セッションを接続します。 これらのセッションは、アーカイブや回復、コピー操作などの並列処理に必要とされるものです。

その他のデータ セッションが必要な場合、Teradata ARCはそれらを一度に接続します。 Teradata ARCは、このパラメータで示されるセッション数を上限として、利用可能な並列セッション数を計算します。 実際には使用されないセッションが接続されると、システム リソースの浪費になります。

次のテーブルに、アーカイブと復元の操作に必要なデータ セッション数を示します。

操作 データ セッション要件
全AMPレベルのアーカイブ 1つのAMPに対して1セッションを超えて使用することはありません。
クラスタまたは特定AMPのアーカイブ

操作の対象になるオンラインのAMP数の倍数の中で指定の値に最も近いセッション数を算出し、関係するAMPにタスクを均等に割り当てます。

例えば、9個のセッションが指定されているとき4つのAMPをアーカイブする場合、Teradata ARCは実際に8つのセッション(AMPあたり2つ)を使用します。 余分なセッションは使用されることがないため、システム リソースの浪費になります。

復元/コピー  
Teradata ARCジョブを実行中のシステムでTeradata Active System Management (TASM)を実行している場合は、ユーザーが要求したSESSIONSの値を、システムの使用状況に基づいてTASMが上書きすることがあります。 そのような状態が発生した場合、ARCから以下のようなメッセージが表示されます。
ARC HAS REQUESTED 14 SESSIONS, TASM HAS GRANTED IT 4 SESSIONS.