セッション数が増えると、一般により多くのシステム リソース(メモリおよび処理能力)が、アーカイブまたは回復をサポートするために必要になります。 個々のシステムへの影響は、特定の構成によって異なります。
Teradata ARCでは、2つ(または3つ)以上の制御セッションを使用してアーカイブと回復の操作を制御します。 実行している操作のタイプに関係なく、LOGON文ではこれらのセッションを常に接続します。 Teradata ARCは、SESSIONSパラメータに示される数に基づいてその他のデータ セッションを接続します。 これらのセッションは、アーカイブや回復、コピー操作などの並列処理に必要とされるものです。
その他のデータ セッションが必要な場合、Teradata ARCはそれらを一度に接続します。 Teradata ARCは、このパラメータで示されるセッション数を上限として、利用可能な並列セッション数を計算します。 実際には使用されないセッションが接続されると、システム リソースの浪費になります。
次のテーブルに、アーカイブと復元の操作に必要なデータ セッション数を示します。
操作 | データ セッション要件 |
---|---|
全AMPレベルのアーカイブ | 1つのAMPに対して1セッションを超えて使用することはありません。 |
クラスタまたは特定AMPのアーカイブ | 操作の対象になるオンラインのAMP数の倍数の中で指定の値に最も近いセッション数を算出し、関係するAMPにタスクを均等に割り当てます。 例えば、9個のセッションが指定されているとき4つのAMPをアーカイブする場合、Teradata ARCは実際に8つのセッション(AMPあたり2つ)を使用します。 余分なセッションは使用されることがないため、システム リソースの浪費になります。 |
復元/コピー |
Teradata ARCジョブを実行中のシステムでTeradata Active System Management (TASM)を実行している場合は、ユーザーが要求したSESSIONSの値を、システムの使用状況に基づいてTASMが上書きすることがあります。 そのような状態が発生した場合、ARCから以下のようなメッセージが表示されます。
ARC HAS REQUESTED 14 SESSIONS, TASM HAS GRANTED IT 4 SESSIONS.