z/OSからのARCMAINの起動に関するJCLの例
次のJCLの例は、z/OSからTeradata ARCを起動する方法を示しています。
//ARCJOB PROC ARCPARM=,DBCPFX=, //USERJOB JOB <job info> //ARCJOB PROC ARCPARM=,DBCPFX= // DUMP=DUMMY,DUMPDSN=,DSEQ=,DVOL=, // RESTORE=DUMMY,RSTRDSN=,DBCLOG= //* //STEP1 EXEC PGM=ARCMAIN // PARM='&ARCPARM' //STEPLIB DD DSN=&DBCPFX..AUTHLOAD, // DISP=SHR //ARCHIVE DD &DUMP,DSN=&DBCPFX..&DUMPDSN,DISP=(,CATLG), // UNIT=TAPE,LABEL=(&DSEQ,SL), // VOL=SER=(&DVOL) //ARCIN DD &RESTORE,DSN=&DBCPFX..&RESTORE&RSTRDSN,DISP=OLD //DBCLOG DD DSN=&DBCPFX..&DBCLOG,DISP=OLD //SYSPRINT DD SYSOUT=* //SYSUDUMP DD SYSOUT=* // PEND //* //S1 EXEC ARCJOB,ARCPARM='SESSIONS=100 HEX', // DBCPFX=DBCTEST,DUMP='DUMP.DATA',DSEQ=1, // DVOL='TAPE01,TAPE02',DBCLOG='ARCLOG.DATA' //SYSIN DD DATA,DLM=## LOGON DBC,DBC ARCHIVE DATA TABLES (PERSONNEL) ALL, RELEASE LOCK, INDEXES FILE=ARCHIVE; LOGOFF; ##
ARCMAIN 14.10以降では、ARCMAINは常に属性DCB=RECFM=VBAを持つ、新しい形式のアーカイブ データ セットを書き込みます。 ARCMAIN 14.10は、新しい形式と古い形式のアーカイブ データ セットを読み取ります。古い形式は、データ セット属性DCB=RECFM=Uで識別されます。
新しいアーカイブ データセットの形式には、古いアーカイブ データセットの形式との互換性がありません。 ARCMAINは、アーカイブ データ セットのRECFM DCB属性によって、そのアーカイブ データ セットの形式を識別します。 z/OSでは、アーカイブ入力データ セットを特定するRECFM DCB属性がDD文内で指定されていると、その指定はデータ セット自体の実際のRECFM DCB属性で上書きされて隠されてしまいます。そのため、ARCMAINがアーカイブの形式を誤認識する可能性があります。
ARCMAIN 13.10以降では、出力アーカイブ データセットのRECFM属性、LRECL属性、およびBLKSIZE DCB属性には、z/OSが提供する出力デバイスに最適な値がデフォルトとして設定されます。 ARCMAIN 13.10以降を使用する場合、そのアーカイブ データ セットをARCMAINが読み書きするかどうかにかかわらず、すべてのアーカイブ データ セットのDD文から、RECFM属性、LRECL属性、およびBLKSIZE DCB属性の指定を削除することを推奨します。
このJCLの例では、次の構文要素が使用されています。
- DUMPは、アーカイブ キーワードです。出力先のデータ セット名は、DUMPDSNで指定します。 DUDISPでは、出力ファイルに対してKEEPまたはCATLGのいずれかを指定します。
- DBCLOGは、Teradata ARCから作成されるログ ファイルのデータ セット名です。
- DBCPFXは、Teradata Databaseロード ライブラリ用の高水準修飾子です。
データベースDBCLOGカードでは、再起動ログ ファイルを記述します。データ セットのRECFMは、F、FBS、FSのいずれかでなければなりません。 より良い結果を得るためには、BLKSIZEを32 K程度に設定します。 ARCHIVEカードは、この例では必要ありません。単なる例として示されています。 データベースDBCLOGをカタログ化して作成し、そのファイルを必要に応じて再利用することができます。 データベースDBCLOGファイルを作成するためには、リリース テープのdbcpfx.PROCLIB内にあるARCLOGという名前のファイルを参照してください。