OSダンプは、コンテンツだけでなくサイズもTeradataクラッシュダンプとは異なります。通常、Teradataクラッシュダンプは、データベース構成内のすべてのノードのメモリの合計よりも小さくなります。
まだ“dump”形式(クラッシュダンプがテーブル形式で保存される前)のローPDEダンプのサイズは、エラーの種類、vprocの数、メモリ量、Teradataのクラッシュ時に実行中のプロセスの数など、さまざまな要因によって異なります。そのため、ローPDEダンプのサイズは10 MB~4 GB、またはそれ以上に範囲が大きく異なる可能性があります。例えば、10個のvprocがある4 GBのLinuxノードでは、Teradataクラッシュダンプのサイズの範囲は1.5 ~2 GBになります。
DBC.Crashdumpsデータベースに保存されるフル クラッシュダンプはすべてのノードからのローPDEダンプのコレクションであるため、フル クラッシュダンプはシステムのノード数で乗算したロー ダンプのサイズの約2倍になります。 DBCの固定領域から割り当てられるDBC.Crashdumpsデータベースは、4~5個のクラッシュダンプを格納可能な十分なサイズである必要があります。
ノードに保存されたダンプの数がControl GDOの制限を超えた場合、ダンプの作成は失敗します。各ダンプの後、ノードに保存されているダンプの数がチェックされ、もう1つのダンプ用の領域しかない場合、または保存されているダンプ制限に達している場合、警告がシステム メッセージ ログに書き込まれます。
領域の問題を回避するには、ローPDEダンプをダンプ ディレクトリからDBC.Crashdumpsに保存し、クラッシュダンプをDBC.Crashdumpsデータベースからテープにアンロードし、不要なクラッシュダンプをダンプ ディレクトリまたはDBC.Crashdumpsデータベースから削除して、ダンプをアクティブに管理します。