DISPLAY SESSIONSコマンドを使用すると、ジョブとセッションに関する要約情報を表示でき、またオペランドを使用すると詳細情報も表示できる。
デフォルト値のALLオペランドを指定してDISPLAY SESSIONSコマンドを実行すると、TDPでは次の情報が表示される。
- TDPにログオンしているセッションの数
- 終了処理中のセッションの数
- TDPに対するログオンのステータス(使用可能または使用不能)
- ジョブの名前と、そのセッションのステータス
- セッション数
- 活動状態のセッションの数
- セッションのステータス
次のステータスのいずれかが必ず表示される。
ステータス 説明 IDLE セッションには活動状態の要求がない。 ACTIVE セッションに活動状態の要求がある。 条件次第で、次のうちいくつかが表示されることもある。
ステータス 説明 STARTING セッションでログオン処理が完了していない。 ENDING セッションでログオフ処理が完了していない。 SWITCH PENDING セッションに、別の未割り当てのSPに切り替える必要が生じている。 SWITCH ACTIVE 現在セッションは、新規のSPに切り替えられている。
リストされたジョブ名を使用してDISPLAY JOBSコマンドを実行し、そのジョブに関する詳細情報(様々なジョブに関係するセッション番号など)を表示できる。
DISPLAY SESSIONSコマンドを使用すると、*TDPINT*というジョブ名が表示される場合があることにご注意ください。これはTDPの内部セッション(TDP自体で所有されるセッション)を示します。TDP内部セッションには2種類あり、どちらのジョブ名も*TDPINT*です。
- 未割当てのPOOLセッション
- 2フェーズ コミット未確定解決方法で使用される2つのTDP内部セッション
sessnumberまたはENDINGオペランドを指定してDISPLAY SESSIONSコマンドを実行すると、TDPは次の情報を表示する。
- そのセッションがあるジョブの名前(セッションがログオフ処理を完了していない場合、'ENDING'が表示される)。
- セッション番号(10進数形式)
- セッションのステータス