目的
TDPを介してデータベースと通信するジョブの詳細情報を表示します。DISPLAY JOBコマンドにはオペランドとして有効なジョブ名が必要です。ジョブ名がユーザーIDの場合があるので注意する必要があります。
このコマンドを使用するには、まずDISPLAY SESSIONSコマンドを使用して現行ジョブのリストを表示してから、リストされているジョブ名の1つをDISPLAY JOBコマンドに対するオペランドとして使用する必要がある。
構文
略語DIとDISは古い表記である。
構文規則:
- jobname
- ステータス情報を表示するジョブの名前
使用方法に関する注意
DISPLAY JOBコマンドを実行すると、TDPでは以下が表示されます。
- ジョブ名
- ジョブが所有しているセッションの数
- ジョブに関するログオンのステータス(使用可能または使用不能)
- ジョブが所有している個々のセッションのステータス
- そのセッションがあるジョブの名前
- セッション番号(10進数形式)
- セッションのステータス
次のステータスのいずれかが必ず表示される。
ステータス 説明 IDLE セッションには活動状態の要求がない。 ACTIVE セッションに活動状態の要求がある。 条件次第で、次のうちいくつかが表示されることもある。
ステータス 説明 STARTING セッションでログオン処理が完了していない。 ENDING セッションでログオフ処理が完了していない。 SWITCH PENDING セッションに、別の未割当てのセッション プロセッサに切り替える必要が生じている。 SWITCH ACTIVE 現在セッションは、新規のセッション プロセッサに切り替えられている。
例: DISPLAY JOB
D JOB BASE7MA
完了メッセージ
TDP0524 JOB BASE7MA, 1 SESSIONS, 1 ACTIVE, LOGONS ENABLED TDP0525 JOB BASE7MA, SESSION 1012: ACTIVE