次の情報は、Teradata顧客サポート担当者に相談する場合に重要である。適用可能な場合は、問題を再度生成させずに診断の手助けを行なう。
表示される情報は、DISPLAY CPコマンドの発行時にどのオプション、またはどのオプションの組み合わせを指定したかによって異なります。各オプションと、結果として表示される可能性のある情報について説明します。
REQUEST
- リクエスト数
- セッション番号
- 以下の要求の状態
状態 | 説明 |
---|---|
ACTIVE | 要求が送信された。 |
PENDING | 要求が送信待機している。 |
DETAIL
DETAILオプションを発行すると、CPに関する診断情報のリストが表示される。
CPの通信ステータスに問題がある場合、以下の情報が表示されます。
- CP番号
- 以前に定義したステータス(NOT OPERATIONAL、OPERATIONAL、INIT'ING、SYNC'ING、QUIESCED)
- 伝送される要求とバイト、および出力デバイスに対して発行されるI/Oの数
- 伝送される応答とバイト、および入力デバイスに対して発行されるI/Oの数
- 伝送されるメッセージとバイト、および発行されるI/Oの合計数(CP選択に関連する場合)
重要な場合には、出力デバイスと入力デバイスに関する以下の情報が表示されます。
- 現行の入出力に関連した入出力バッファの数
- 1つの入出力で使用されるバッファの最大数
- 入出力あたりの最大ブロック数によって制限された入出力の回数
- 入出力に利用できる仮想記録の最大容量によって制限される入出力回数
重要な情報ではない場合は表示されません。
重要な場合には、出力デバイスに関する以下の追加情報が表示されます。
- 作成中の入出力に関連した入出力バッファの数
- 入出力バッファを待機するために遅延が生じた回数
重要な場合には、入力デバイスに関する以下の追加情報が表示されます。
- 入出力バッファを取得しようとして失敗した回数
- TDP 992バイト セルを待機するために遅延が生じた回数
- 現在992バイト セルを待機するために遅延が生じているかどうか
STARTコマンドでCCUオペランドを使用しているCPに関して、以下の情報が表示されます。
- 各デバイスに関する入出力バッファの使用情報
- データベースから想定されるプロトコルの構造(通信プロトコルを初期化中の場合)
- 使用中のCPに関連付けられているのが明示的SPか暗黙的SP(通信プロトコルを同期中で、Configuration Request(構成要求)を送信する場合)
- 残っているSPの数(通信プロトコルとSPを同期中の場合)
- 含まれているのがすべての従属SPか、または従属SPだけか(通信プロトコルとSPを同期中の場合)
通信が切断された場合、以下の情報が表示されます。
- このCPに関して、このイベントが生じた回数
- 以下の入出力デバイスのステータス
ステータス 説明 DOWN 装置で応答が停止されている。 RECOVERED DOWNステータスの装置で応答が開始された。 INVOLVED 装置は回復されるが、現在はDOWNステータスであるとは認識されていない。 OBLIVIOUS 装置は他方の装置が通信不可となったことから影響を受けていない。
LOCATION
LOCATIONオプションを発行すると、以下のようなデータベース内でのCPの物理的な位置に関する診断情報のリストが生成されます。
- キャビネット
- キャビネット内のプロセッサID
データベースで物理的位置に関する情報が提供されない場合、位置情報は表示されません。
PROTOCOL
PROTOCOLオプションを発行すると、CPが使用している通信プロトコルに関する診断情報のリストが作成される。
STARTコマンドでCCUオペランドを使用しているCPに関して、以下の情報が表示されます。
- 任意の明示的SP番号と丸め要素
- ブロックあたりの最大バイト数
- 構造あたりの最大バイト数
- チャネル接続のタイプ
CCUオペランドを必要としないCPに関して、以下の情報が表示されます。
- ブロックあたりの最大バイト数およびデータベースのデフォルト値
- 入出力あたりの最大ブロック数およびデータベースのデフォルト値
SELECT
SELECTオプションを発行すると、要求を送信するためのCP選択に関する診断情報のリストが作成されます。現在の操作に該当する場合には、以下に関する情報が含まれます。
- CPの他のCPに対する相対的な強さ
- このCPが開始したときの他のCPの起源
CHECKSUM
CHECKSUMオプションを発行すると、CCUタイプのCPに有効なチェックサムのステータスが表示されます。以下に関する情報が含まれます。
- 最後のCONFIG CP CHECKSUMコマンドのステータス(ON、OFF、またはAUTO)
- データベースがチェックサムを有効にした回数(ステータスがAUTOの場合)ステータスがAUTOの場合、ACTIVEはデータベースによってチェックサムが実行されていることを表わし、INACTIVEの場合はそうではない事を表わします。
- チェックサムと共にデータベースに送信されるメッセージの数(チェックサムが処理されている場合)
- チェックサムと共にデータベースから受信するメッセージの数(チェックサムが処理されている場合)