目的
セッション プロセッサ(SP)が失敗した場合に使用できるよう、TDPにセッション容量を予約させます。この予約により、現行の実行時にTDPで制御できるセッションの最大数が少なくなります。
構文
使用方法に関する注意
TDPの始動時にはセッション予約は使用可能になっています。その後DISABLE SESSION RESERVEコマンドを使用してセッション予約を使用不能にした場合、ENABLE SESSION RESERVEコマンドを使用して再び使用可能にできます。
セッション予約が使用可能になって複数のSPが操作可能になると、TDPは1つのSPの容量に見合った数のセッションを予約します。1つのSPが失敗すると、その失敗したSPに割り振られているセッションを、このTDPによって開始された他のSPに切り替えることができます。
このコマンドは、DISPLAY TDPコマンドからの出力に表示されるように、"SEVER MAXSESS"の値に影響します。この値は"TDP MAXSESS"とは異なる制限値です。"TDP MAXSESS"値はSET MAXSESSコマンドで制御します。このTDPによってログオンできるセッションの最大数は、これらの2つの値の小さい方の値をとります。
セッションの最大数がすでにTDPにログオンしていると、アプリケーションからの新規ログオン要求は拒絶され、エラー コードCLI0513が返される。
例: ENABLE SESSION RESERVE
ENA SESSION RES
完了メッセージ
TDP400 SESSION RESERVE: ENABLED