SQLによるデータ ディクショナリへのアクセス - Advanced SQL Engine - Teradata Database

Teradata Vantage™ - データベース入門

Product
Advanced SQL Engine
Teradata Database
Release Number
17.10
Published
2021年7月
Language
日本語
Last Update
2022-01-13
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B035-1091
Product Category
Software
Teradata Vantage

Teradata Databaseへのログオン、SQL問合わせの実行、パスワードの入力のたびに、データ ディクショナリが使用されています。

セキュリティとデータの保全性を維持するために、データ ディクショナリで使用することができるSQL DMLコマンドは、SELECT文のみです。INSERT、UPDATE、MERGE、またはDELETEなどのSQL文でデータ ディクショナリを変更することはできません。ただし、AccLogTbl表やEventLog表などの一部のデータ ディクショナリ表は例外です。

データ ディクショナリには、Unicodeのシステム ビューが格納されます。ただし、下位互換性を維持するため、Teradataでは、オブジェクト名をKanji1/Latinに変換するための互換性維持システム ビューを提供しています。Unicodeおよび互換性維持システム ビューの詳細については、Teradata Vantage™ - データ ディクショナリおよびTeradata Vantage™ - データベースの管理を参照してください。

SELECTを使用し、データベース管理者からアクセスが許可されたデータ ディクショナリのビューを調べることができます。例えば、Personnelデータベースの情報にアクセスする必要がある場合、DBC.DatabasesVビューを次のように問い合わせることができます。

SELECT Databasename,
         Creatorname,
         Ownername,
         Permspace
  FROM DBC.DatabasesV
  WHERE Databasename=’Personnel’
  ;

この問合わせを行なうと、次のような出力が得られます。

Databasename		Creatorname		Ownername		Permspace
Personnel	   	Jones		      Jones	        1,000,000