以下の例を考えてみます。Jonesをスーパーバイザー、つまり、F&A部門のデータベース管理者にして、財務管理(F&A)部門データベースを作成します。
データベース管理者は、最初にF&Aデータベースを作成し、次にのデータベース管理者となるJonesに領域を割り当てます。さらに、Jonesが個人的に使用する領域や、Personnelデータベースに加えて、他のデータベース、および他のユーザーに割り当てるための領域をF&AからJonesに割り当てます。これらの関係の中に潜在する階層構造を以下の図に示します。
F&Aデータベースは、Personnelデータベースや他の部門内データベースをすべて所有しています。
また、F&Aデータベースは、Jonesやこの部門の他のすべてのユーザーも所有しています。
ユーザーDBCは、すべてのユーザーおよびデータベースを所有しています。つまり、ユーザーDBCがこの組織に属するすべてのユーザーおよびデータベース領域の最終的な所有者となります。
この階層構造により、データベースまたはユーザー領域の所有者は、所有するデータのセキュリティを完全に管理することができます。さらに、データベースのアーカイブや権限の付与または取り消しによるアクセス制御が可能です 。
1つのデータベースまたはユーザーに対して存在できる直接所有者の数は1つだけです。