ホット スタンバイ ノードは、予備のノードを実働環境に組み入れることを可能にします。ノードに障害が発生した際には、Teradata Databaseで予備のノードを利用して可用性を向上させ、性能レベルを維持することが可能となります。ホット スタンバイ ノードは、次の特徴を有するノードです。
- クリークのメンバーである
- 通常はTeradata Databaseの操作に参加しない
- クリーク内で失われたノードの埋め合わせとしてTeradata Databaseの操作に参加するように組み入れることができる
ホット スタンバイ ノードを構成すれば、1つのノードが失われただけでシステム全体の性能が低下するという事態が避けられます。ホット スタンバイ ノードは、システム内の各クリークに追加されます。1つのノードに障害が発生した場合、そのノード上のすべてのAMPとすべてのLAN接続PEが、ホット スタンバイとして指定済みのノードに移動されます。ホット スタンバイ ノードは、この時点で実働ノードになります。障害を起こしたノードが回復した場合、そのノードが新たなホット スタンバイ ノードになります。
ホット スタンバイ ノードを構成することによって、以下の問題が解消されます。
- 障害を起こしたノードを回復させるために必要となる再始動。
- vprocをクリーク内の他のノードに移動させる際の、機能の低下。