Teradata Databaseソフトウェアをサポートするハードウェアは、対称型マルチ プロセッシング(SMP)技術をベースとするものです。そのハードウェアと、各SMPシステムを接続する通信ネットワークとを組み合わせることによって、超並列プロセッシング(MPP)システムを構成できます。SMPとMPPのハードウェア プラットフォームの構成要素には、以下のものが含まれます。
構成要素 | 説明 | 機能 |
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プロセッサ ノード | 1つのSMP構成の中にいくつかの密結合CPU(中央演算処理装置)が含まれているハードウェア アセンブリ。SMPノードは、そのノード上にインストールされた以下の機能を使用して、いくつかのディスク アレイに接続されます。
MPPは、複数の疎結合SMPノードで構成されます。 |
データベース ソフトウェアの動作の基盤となるハードウェア プラットフォームとして機能します。 |
BYNET | MPPシステム上の各ノードをリンクするためのハードウェア プロセッサ間ネットワーク。 単一ノードのSMPシステムの場合は、BYNETサービスを行なうために、ソフトウェアで構成された仮想BYNETドライバが使用されます。
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状況に応じて、ブロードキャスト、マルチキャスト、またはプロセッサ間の2点間通信を実装します。 |
SMPおよびMPPのプラットフォームでは、並列データベース拡張機能(PDE)のもとで実行されるソフトウェア プロセスのノード上の集まりである、仮想プロセッサ(vproc)が使用されます。PDEについては、並列データベース拡張機能を参照してください。
vprocにより、Teradata DatabaseがSMPシステムやMPPシステムで並列に実行できる環境が提供されます。vprocの詳細については、仮想プロセッサを参照してください。