しきい値が使われた場合、DBQLSummaryTblは問合わせを、秒単位の経過時間、1/100秒単位の経過時間、論理入出力回数、1/100秒単位のAMP CPU時間の基準に従って記録します。DBQLSummaryTblのValueType列で、使用された基準が分かります。
指定された制限値以下の値を持つ問合わせがDBQLSummaryTblにカウントされます。制限値を越える問合わせは、DBQLogTblに記録されます。
例えば経過秒数を基準とした場合は、ログ対象の各セッションごとに、THRESHOLDオプションを伴なうDBQLは以下を実行します。
- いずれかの問合わせがしきい値時間内に完了するたびに、セッションのカウンターを増分する
- 10分ごとに、各セッションの累積カウントを別々の行としてDBQLSummaryTblに書き込む
- DBQLは、しきい値時間を超える問合せに対しデフォルト行をDBQLogTblに生成します。
例えば、“LIMIT THRESHOLD=500 CPUTIME ON user1”を指定すると、user1が実行した5 CPU秒以上を必要とした問合わせの数が分かります。
次の例は、QryLogSummary[V]ビューを使ったDBQLSummaryTblテーブルへの問合わせで、合計の入出力数とCPU時間を調べるものです。
SELECT collecttimestamp, sessionid, querycount, ampcputime, totaliocount FROM QryLogSummaryV ORDER BY collecttimestamp; CollectTimeStamp SessionID QueryCount AMPCPUTime TotalIOCount ------------------ --------- ------------ ---------- ------------ 2006-07-29 10:30:05 1,001 5 .031 4 2006-07-29 11:07:10 1,001 1 .015 0 2006-07-29 11:07:10 1,013 1 .000 0 2006-07-29 11:07:10 1,000 2 .047 0 2006-07-29 11:07:10 1,014 71 .907 2,427 2006-07-29 11:17:10 1,017 96 1.234 2,983 2006-07-29 11:17:10 1,014 26 .329 552 2006-07-29 11:17:10 1,031 1 .016 0 2006-07-29 11:17:10 1,023 94 1.093 2,483 2006-07-29 11:17:10 1,026 42 .578 1,196