目的
ENABLE TRACEコマンドは、セッションの追跡をオンにします。このコマンドは、内部ゲートウェイ イベントを記録します。
構文規則
使用上の注意
次の要素のいくつかがセッション イベント追跡に関連することがあります。
生じたイベントと取られた処置に応じて、登録項の種類は異なります。
- セッション番号(付いている場合)
- 関連したファイル説明(用意されている場合)
- イベント
- 以下のイベントのうちの1つ以上
- 割り当て済み
- ログオン済み
- ログオフ済み
- 強制ログオフ(Teradata Databaseシステムによるセッションの打切り)
- ログオンの失敗(通常は無効パスワードのため)
- 切断済み
- 再割り当て済み
- 再接続済み
- 発信元のネットワーク接続ホストのネットワーク アドレス
デフォルトでは、追跡は使用不能です。Teradata Databaseシステムを再始動しても、前にENABLE TRACEコマンドを使って使用可能にされた追跡は使用可能なままです。
追跡が使用可能になっている場合、DISABLE TRACEコマンドを使用してこれをオフにしないと、ファイル システムは満杯になるおそれがあります。
ENABLE TRACEコマンドを使用する場合は、事前にSELECT HOSTコマンドを使用して、セッションの実行元のホスト グループを選択する必要があります。詳細は、SELECT HOSTを参照してください。
追跡ファイルはテキスト ファイルであり、テキストを表示する任意のツールを使って表示できます。この追跡情報は、Gateway Controlによって制御される追跡情報と同じで、同じファイルに記録されます。
その他の詳細は、DISABLE TRACEを参照してください。ゲートウェイ ログ ファイルの詳細については、Gateway Control (gtwcontrol)を参照してください。
例: セッション イベント トレースの有効化
セッションのイベントの追跡をオンにするには、次のように入力します。
enable trace