目的
LIST ROLLBACK TABLESコマンドは、Teradata Databaseシステムでロールバック中のテーブルの名前と詳細を表示します。
構文
- ROLLBACK TABLES
- Teradata Databaseシステムでロールバック中のテーブルのリストを表示します。
使用上の注意
ロールバック中のテーブルは、次の基準を満たしている必要があります。
- トランザクションの中のテーブルに、少なくとも1つのAMPで10000を超えるロールバック対象行が含まれている必要がある。
- トランザクションは、アボート ステータスになっている必要がある。
Teradata Databaseシステムで進行中のロールバックがない場合、またはこれらの基準を満たすテーブルがない場合、レポートは見出しのみを表示します。
リストは、ホストおよびセッションが降順になっていて、次にデータベース名別およびテーブル名別にアルファベット順になっています。
リストでは、永久ジャーナル(PJ)テーブルと、 DBQLテーブル、ResUsageテーブル以外のすべてのDBCテーブルが除外されます。
テーブルに参照整合性制約がある場合は、表名の後にアスタリスク(*)が表示されます。そのようなテーブルに対するロールバックをキャンセルすることはできません。
出力できない文字を含むテーブル名は、16進数で表示されます。
次のテーブルに示すとおり、リストは2つの部分で構成されています。
グローバル一時テーブルと揮発テーブルはリストされません。
構成部分 | リストを表示する対象となるセッションの中のテーブルの進行中のロールバックを発生させた原因 |
---|---|
オンライン ユーザー ロールバック テーブル | ユーザーが要求したアボート。 |
システム回復ロールバック テーブル | Teradata Databaseシステム回復。 |
次のテーブルでは、レポートの各列で提供される情報について説明します。
列 | 指定内容 |
---|---|
Host | ホスト マシンのID。 |
Session | ロールバックが進行中のセッション番号。 |
User ID | セッションを開始したユーザーのID。 |
Workload Definition | セッションの中のすべてのトランザクションが実行されるワークロード。 |
AMP W/Count | 未処理の一時ジャーナル行の数が最大のAMP。 |
TJ Rows Left(TJ残っている行) TJ Row Count |
任意のAMP上の特定のセッションの一時ジャーナルで未処理になっている行の最大数。 |
TJ Rows Done | 特定のセッションの一時ジャーナルで処理された行数。 |
Time Est。 | セッションでロールバックが完了するまでの見積もり時間(時間および分単位)。 |
例: ロールバック処理中のテーブルの一覧の表示
以下は、LIST ROLLBACK TABLESコマンドのサンプル出力です。
TABLES BEING ROLLED BACK AT 14:25:34 02/11/15 ONLINE USER ROLLBACK TABLE LIST Host Session User ID Workload Definition AMP W/Count ---- -------- ---------- -------------------- ----------- 110 23857 0000:0481 NoWD-PG1054 1 TJ Rows Left TJ Rows Done Time Est. ------------- ------------- ------------ 30,478 1,098 01:37 Table ID Name --------- ---------------------------------------------- 0000:3883 "rcv_user1"."cr_in001" 0000:388B "rcv_user1"."cr_in002" 0000:3884 "rcv_user1"."cr_ri001"* 0000:3889 "rcv_user1"."cr_ri002"* SYSTEM RECOVERY ROLLBACK TABLE LIST Host Session TJ Row Count ---- -------- ------------ 0 0 30,032 Table ID Name --------- ---------------------------------------------- 0005:045A "EmployeeDB"."Parent_Table"* 0005:045B "EmployeeDB"."Temp_Table" * - Referential Integrity table, cannot be used in CANCEL ROLLBACK ON TABLE command.