目的
SET vproclistコマンドは、vprocの新しい状態またはvprocのリストの新しい状態を設定します。
構文規則
- /V
- 詳細情報を表示するverboseモードを指定する。
- vproclist
- 1 つ以上のvproc識別子番号のリスト。例については、Vproc Managerで使われる用語の定義を参照してください。
- vprocstate
- ONLINE、OFFLINE、またはFATALなどの、vprocのPDEシステムの状態を示す。
使用上の注意
次のテーブルでは、Teradata Databaseの始動前と始動後のvprocステータスの変化について説明します。
AMPまたはPEのVprocStateの変更前の状態… | システムの再始動後のVprocState/ConfigStatusの状態 … |
---|---|
OFFLINEまたはFATALからONLINEに変更された場合、 かつそのConfigStatusがDownの場合 |
ONLINE/Online.回復処理中は、ONLINE/Onlineの直前にAMPの状態がUTILITY/Catchupになります。 |
OFFLINE、またはFATALからNEWPROCに変更された場合、 かつそのConfigStatusがNewDownの場合 |
NEWPROC/NewReady。 |
ONLINEからOFFLINEまたはFATALのいずれかに変更された場合 | OFFLINE/DownまたはFATAL/Down。 |
NEWPROCからOFFLINEまたはFATALのいずれかに変更された場合 | OFFLINE/NewDownまたはFATAL/NewDown。 |
VprocStateの推移が可能な場合には、変更後のVprocStateは直ちに有効になります。回復制御タスクを介して回復しているAMPを除いて、ConfigStatus、静的メッセージ グループ、またはvprocが制御AMPかどうかは、何も変更されません。これらの変更は、次回のシステム再始動まで延期されます。
SET VprocListコマンドは、以下のテーブルに示されている、許容されるVprocStateの推移によって制御されます。
現行の VprocState |
希望する(変更後の) VprocState | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
NONODE | OFFLINE | ONLINE | NEWPROC | FATAL | UTILITY | |
NONODE | 変更なし。 | 許可されない。 | 許可されない。 | 許可されない。 | 許可されない。 | 許可されない。 |
OFFLINE | 許可されない。 | 変更なし。 | 可能。 ConfigStatus = Downであれば、回復を開始。 |
可能。 Config Status = NewDownの場合には可能。 |
可能。 | 許可されない。 |
ONLINE | 許可されない。 | 可能。 ConfigStatusは、システムの再始動後にDownになる。 |
変更なし。 | 許可されない。 | 可能。 ConfigStatusは、システムの再始動後にDownになる。 |
許可されない。 |
NEWPROC | 許可されない。 | 可能。 ConfigStatusは、システムの再始動後にNewDownになる。 |
許可されない。 | 変更なし。 | 可能。 ConfigStatusは、システムの再始動後にNewDownになる。 |
許可されない。 |
FATAL | 許可されない。 | 可能。 | 可能。 ConfigStatus = Downであれば、回復を開始。 |
ConfigStatus = NewDownの場合には可能。 | 変更なし。 | 許可されない。 |
UTILITY | 許可されない。 | 許可されない。 | 許可されない。 | 許可されない。 | 許可されない。 | 変更なし。 |
例: 指定したvprocをオフラインにする
次の例は、vproc 0および1をオフライン状態にする方法を示しています。
Enter a command, HELP or QUIT: set /v 0 to 1 offline Vproc 0’s VprocState has been set from ONLINE to OFFLINE. NOTE: Vproc 0 will be forced down (i.e., its ConfigStatus will be Down) after the next system restart. Vproc 1’s VprocState has been set from ONLINE to OFFLINE. NOTE: Vproc 1 will be forced down (i.e., its ConfigStatus will be Down) after the next system restart.
例: vprocをオンラインにする
次の例は、vproc 1をオンライン状態にする方法を示しています。
Enter a command, HELP or QUIT: set /v 1 online Vproc 1’s VprocState has been set from OFFLINE to ONLINE. NOTE: Vproc 1 will begin recovery in the background via the Recovery Control Task and will assume a VprocState/ConfigStatus of UTILITY/Catchup. Please refer to the System Console for additional status information.