OUTPUT - Teradata Database - Teradata Vantage NewSQL Engine

Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ

Product
Teradata Database
Teradata Vantage NewSQL Engine
Release Number
16.20
Published
2019年3月
Language
日本語
Last Update
2019-10-29
dita:mapPath
ja-JP/qxr1512078764562.ditamap
dita:ditavalPath
ja-JP/qxr1512078764562.ditaval
dita:id
B035-1102
Product Category
Software
Teradata Vantage

目的

OUTPUTコマンドは、Ferretの出力を指定したファイルまたはデフォルトのファイルSTDOUTにリダイレクトします。

構文



TO
Ferretは出力を新しいファイルまたはSTDOUTに転送します。
ファイルが存在する場合、Ferretはエラーを戻します。
INTO
Ferretは出力を、fileで指定した既存のファイルまたはSTDOUTに追加書き込みします。
ファイルが存在する場合、Ferretは出力をそのファイルの末尾に追加します。
ファイルが存在しない場合、Ferretによりファイルが自動的に作成されます。
OVER
Ferretは既存のファイルまたはSTDOUTを新しいFerretの出力で上書きします。
ファイルが存在している場合、Ferretはファイルを上書きします。
ファイルが存在しない場合、Ferretによりファイルが自動的に作成されます。
file
Ferretの出力の宛先として指定されるファイル名です。
STDOUT
Ferretが出力を書き込むデフォルトのファイルです。
ME
STDOUTの同義語です。

使用上の注意

Ferretを始動するとき、診断メッセージはデフォルトでSTDOUTに書き込まれます。次の方法のいずれかでFerretの出力を転送する場合は、OUTPUTコマンドを使用できます。

  • 新しいファイルにだけ書き込む。
  • 既存のファイルに追加する。
  • 既存のファイルを上書きする。
  • コンソールの画面に表示する。
出力ファイルは、制御AMPを実行するノードに配置されています。制御AMPを実行しているノードを判断するには、Vproc ManagerユーティリティのSTATUSコマンドを使用します。制御AMPは、[Logical Configuration (論理構成)]の下に星印で示されます。

Ferretが出力をファイルに転送するとき、入力および診断メッセージすべてが、通常の宛先に加えてこの出力ファイルにも送られます。

OUTPUTコマンドにfileパラメータを含めると、Ferretは、STDOUTから転送された出力の宛先としてそのパラメータを使用します。

何もオプションを指定しないでOUTPUTコマンドを入力すると、Ferretは現在の出力ファイル(STDOUT)の名前をシステム コンソールの画面に表示します。

例: ファイルへのFerret出力のリダイレクト

次のコマンド例では、Ferretの出力を指定のファイルに転送しています。

Ferret ==>
Output into /home/user1/output.file