目的
指定されたAMP上でデータを再作成します。再作成操作には、以下のものが含まれる場合があります。
- そのAMPのすべてのテーブル
- 指定されたデータベースについて: 指定されたデータベース内の基本、フォールバック、またはその両方のデータ型
- 指定されたテーブルについて: 基本、フォールバック、またはその両方のデータ型、ダウン領域、テーブル ヘッダー、または特定の行範囲
構文規則
- nnnn
- 再作成の対象となるAMPの番号。
- ALL TABLES
- 基本データかフォールバック データかに関係なく、AMPに格納されたすべてのテーブルのデータを再作成するよう指定します。
- dbase
- データベースの名前。このデータベース内のすべてのテーブル(ストアド プロシージャを含む)が、指定したAMPで再作成されます。フォールバック保護のあるテーブルは完全に回復します。フォールバック保護のないテーブルはAMPに空のまま残ります。データベースに永久ジャーナルが含まれている場合、ジャーナルは変更されずに残ります。
- dbase.tbl
- 再作成する表、ストアド プロシージャ、UDF、またはUDMの名前。そのテーブルまたはストアド プロシージャの再作成が行なわれるAMPは、オンライン状態またはオフライン状態のいずれであってもかまいません。
- ALL DATA
- AMPに格納された基本データとフォールバックデータの両方のテーブルを再作成するように指定する。AMPの基本データだけが破損したのか、フォールバック データだけが破損したのかが明らかではない場合に推奨されます。
- PRIMARY DATA
- AMPに格納された基本データのテーブルだけを再作成するように指定する。
- FALLBACK DATA
- AMPに格納されたフォールバック データのテーブルだけを再作成するように指定する。
- DOWN REGION
- 指定されたテーブルのダウン領域のみ再作成する。
- TABLE HEADER
- 指定されたAMP上にテーブル ヘッダーを再作成する。システム内の少なくとも1つのAMPがオンラインでなければなりません。再作成の結果として、表ヘッダー行のうちフィールド4、6、および10の情報が失われる場合があります。それらのフィールドについて詳しくは、<Database Design>を参照してください。
- SUBTABLE subtable_id
- 特定のサブテーブルを再作成する。
- ROWRANGE start_rowid end_rowid
- 指定された行範囲を再作成します。
- AUTOADJUSTBLOCKS
- 指定された行範囲が不正ブロックの途中で開始または終了している場合に、ブロックの全体が含まれるようにするため、指定された行範囲はTable Rebuildによって自動的に調整されるように指定します。
- lock_wait_minutes
- Table Rebuildが表ロック取得を待機する時間(分)。デフォルトはゼロであり、その場合REBUILDは無期限に待機します。
- LOG INTO logdbase.logtbl
- テーブル再作成ユーティリティを静止モード(バックグラウンド モード)で実行するよう指定します。すべてのメッセージが、システム コンソールおよびユーザー定義のテーブルに書き込まれます。そのテーブルは、データベース名と表名で指定されます。詳細は、使用上の注意を参照してください。
- NO LOCK [ON NO FALLBACK TABLES]
- ロックなしの設定を、再作成するすべての非フォールバック テーブルに適用するよう指定します (非フォールバック テーブルとは、フォールバック保護なしで作成されたテーブルのことです)。
- WITH DATABASE LOCK
- 破損した各テーブルの再作成に使用されるソースAMPデータベースのデータに対して、データベース レベルの読み取りロックを設定するよう指定します。これは、ロックのデフォルト設定値です。このオプションは、ALL TABLESオプションが指定されている場合のみ有効です。
- WITH TABLE LOCK
- 破損したテーブルの再作成に使用されるソースAMPのテーブルに対して、テーブル レベルの読み取りロックを設定するよう指定します。このオプションは、ALL TABLESオプションが指定されている場合のみ有効です。
- WITH ROWRANGE LOCK
- 破損したテーブルの再作成に使用されるソースAMPのテーブルに対して、ローリング読み取りロック(行のみのロックのうち選択したグループ)を設定するよう指定します。このロックによって、ソースAMP上で再作成に使用されるテーブルを同時に更新することができます。
- [n TABLES] IN PARALLEL
- すべてのテーブルの再作成(ALL TABLESを使用した再作成)、フォールバック テーブルの再作成(FALLBACK TABLESを使用)、またはデータベースの再作成(前述のdbaseオプションを使用)の際に、データベースごとに複数のテーブルを並行して再作成するよう指定します。これにより、再作成操作が完了するまでの時間を短縮できます。同時に再作成できるテーブルの数は2~6個です。