目的
RADIXコマンドは、Ferretとの間の数値データの入出力で使用されるデフォルトの基数を、16進数または10進数として設定します。RADIXコマンドだけを入力すると、入出力の現在の設定が表示されます。
構文
- INPUT
- 選択する基数(10進または16進)がFerretへの数値入力のデフォルトとなります。
- OUTPUT
- 選択する基数(10進または16進)がFerretからの数値出力のデフォルトとなります。
- HEX
- HEXオプションを指定すると、Ferretへの数値入力、あるいはFerretからの数値出力のデフォルトの基数が16進になります。
- DEC
- DECオプションを指定すると、Ferretへの数値入力、あるいはFerretからの数値出力のデフォルトの基数が10進になります。
使用上の注意
Ferretを始動すると、Ferretへの入力および出力両方のデフォルトの基数は10進になります。
RADIXコマンドからINPUTおよびOUTPUTオプションの両方とも省略すると、選択した基数(HEXまたはDEC)が数値入力、および数値出力の両方に適用されます。
Ferretデータの設定の変更時に、INPUTまたはOUTPUTのどちらかを選択できますが、両方を選択することはできません。
HEXとDECの両方のオプションを省略すると、FerretはRADIXの現在の設定を表示します。
例: Ferretのデフォルトの基数を10進数に設定
次のコマンド例は、入力を10進数に設定する方法を示しています。
Ferret ==> Rad Input Dec