Dump Unload/Loadユーティリティ(dul)は、システム ダンプ テーブルを保存および復元します。
Teradata Databaseに障害が発生した場合、システムは影響を受けるAMPと関連するPEの内容を、システムにより生成される"ダンプ テーブル"に自動的に保存します。これらのテーブルに含まれている情報を使用して、システム障害の原因を判定できます。dulを使用すると、ダンプ テーブルをディスクにロードできます。
dulを使用するには、関連するパッケージがTeradata Databaseシステムにインストールされている必要があります。
dulユーティリティの用途
- ダンプ情報をTeradata Databaseシステムからファイルに転送します。このアンロード操作は、通常、使用中のシステムで実行します。分析のためにクラッシュダンプ情報をTeradataサポート センターに送ることができます。
- Teradataサポート センターの担当者は、dulを使用してダンプ情報を分析のためにサポート システムに復元します。
- dulを使用すると、ロード操作やアンロード操作を実行せずに、テーブルの削除やダンプ サマリー情報の取得を行なうことができます。
クラッシュ ダンプ情報を含むテーブルには、次の構文に基づく名前が付けられます。
構文要素 | 意味 |
---|---|
yyyymmdd | 年、月、および日を表わします。 |
hhmmss | 時間、分、秒を表わします。 |
nn | 各ダンプが保存されるごとに 1 つずつ大きくなります。 |
dulはどのような名前のダンプ テーブルでもアンロードできます。
アンロードされたダンプは、圧縮されたgzipファイル形式のファイルに自動的に保存され、ダンプ ファイル名に拡張子.gzが追加されます。 dulでダンプをロードするときには、指定したファイル名が.gz拡張子を含めて検索され、 ファイルが見つからない場合は、.gz拡張子を含めずに検索されます。